■やっぱり海へもれていた
こんにちは。もんじゅ君です。
参院選では自民党さんがおおきく議席をふやしましただね。だけどもそれは選挙前から予想されていたこと。
それよりも、選挙のおわった翌朝に東電さんが「ふくいち君の汚染水、じつは海へおもらししてました」と発表したことにショックをうけちゃいましただよ。
選挙の翌朝になって「やっぱりもれてた」と認めるなんて、タイミングがよすぎるんじゃないかなぁ。ビッグニュースのはずなのに、選挙結果のニュースにまぎれてあまりみんなに伝わっていなかったようなのもかなしいですだね。
■節電所ってなんだろう?
ところで今週は、富山県でおこなわれている省エネ活動のおはなし。この夏、富山では「メガ節電所プロジェクト」っていうちょっとめずらしいとりくみをやっているんだって。
みんな、この節電所って言葉はきいたことがあるかなぁ。「ん? 発電所のまちがいじゃない?」って思うかもしれないね。
■節電=発電!? おなじだけの価値がある
お金にたとえて考えるとわかりやすいかもしれないんだけど、今月はおこづかいが足りないな、ってなったときに、「じゃあアルバイトをして収入をふやそう」って考えるやりかたもあるけど、「しょうがない。支出をへらそう」というやりかたもあるでしょ。
収入をふやしてひねりだしても、支出をへらしてひねりだしても、その1000円の価値に変わりはないよね。
電気もおんなじで、たとえば使える電力を1000キロワットふやしたいときに、発電所をおおきくしようとすると設備投資も必要になっちゃうけれど、「ほかでコツコツ節電して、合計して1000キロワットよぶんに電力を浮かせられないかな?」ってくふうするやりかたもあるんだ。
■だれでもすぐ始められる「節電所」
だから、「節電をしている=ほかでよぶんに使える電力をつくりだしている」とみなして、節電している場所のことを、発電所みたいな感じで「節電所」とよぶ考えかたがあるんだよ。
ふつうのおうち一軒いっけんがいきなり発電をはじめるのってかなりむずかしいでしょ。だけど、節電所になることでよのなかぜんたいの使える電気をふやすことは、だれでもいますぐ始めることができるんだ。
■県全体の節電量を集計
でも、みんながバラバラに節電していても、いまいち効果が実感しにくいよね。だからそれを県全体で集計して、ちいさな発電所を建てるのとおなじくらいの規模にしちゃおう、っていうのが富山県のやっている「メガ節電所プロジェクト」というこころみ。
県の人ならみんな知っているような工場やお店屋さん、それから一般のおうちもたくさん参加していて、「こんなふうに断熱をしています」「電灯を省エネタイプにきりかえました」といった省エネの工夫をウェブサイトで公開しているの。
■県全体で9メガワットの省エネに
ウェブサイトに掲載された県のマップには、どのエリアでどれくらいの節電がすすんでいるのかが表示されていて、効果の「みえる化」がなされているんだよ。
26日現在の総節電量は9420キロワット、つまり9.4メガワットにもなるんだ。たとえばつい先週、奈良県にオープンした美吉野(みよしの)太陽光発電所がひろさ4万2000平方メートルで2.7メガワットの出力なんだけど、そのメガソーラーの3.5倍ぶんにあたる電力を節電できているわけだね。
発電所をつくるのには土地、お金、時間がかかるけれど、節電所ならくふうひとつでつくりだせちゃう。節電量を「みえる化」して合計することで地域全体でおおきな効果をあげる節電所のとりくみ、おもしろいね。