優れた現代詩に贈られる第20回萩原朔太郎賞(前橋市など主催)が3日、東京都大田区の詩人佐々木幹郎さん(64)の詩集「明日」(思潮社)に決まった。
親族の死や、モンゴル、ネパール、スコットランドへの旅行、東日本大震災の被災地を訪ねての思いなどを平易な言葉でしなやかにつづっている。「優しい柔らかな世界」「人の生死に注がれるまなざしの温かさ、厳しさが魅力的」と評価され、候補5作品の中から全会一致で選ばれた。文芸誌「新潮」11月号に掲載される。
佐々木さんは奈良県出身で、高見順賞やサントリー学芸賞も受賞している。