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将棋の第60期王座戦五番勝負第4局が3日、神奈川県秦野市で指され、挑戦者の羽生善治二冠(42)が渡辺明王座(28)に147手で勝ち、王位、棋聖とあわせて三冠とした。タイトルの通算獲得数も83期として、最多記録を更新した。三冠になるのは昨年9月以来で、全部で七つあるタイトルを複数持っているのは羽生二冠だけとなった。一方、渡辺王座は竜王のみの一冠に後退した。
羽生二冠は第1局で敗れたものの、その後連勝。第4局は午後10時過ぎ、同一手順を繰り返して決着がつかない「千日手」が成立した。30分後に始まった指し直し局は相矢倉の戦いに。勝負は4日未明にもつれ込み、羽生二冠が制した。終局後、羽生二冠は「(指し直し局は)ずっと駒損をしていて、わからなかった。40代になってから、三冠という形になるとは思っていなかったので良かった」、渡辺王座は「なかなか攻め合いにいけなかった。押されている将棋が多かったので、この結果はしょうがない」と話した。
羽生二冠の王座獲得は通算20期になり、王将を20期獲得した大山康晴十五世名人の同一タイトル通算獲得記録に並んだ。今回はリターンマッチで、世代交代に改めて待ったをかけた形だ。現在の他のタイトル保持者は森内俊之名人(41)、郷田真隆棋王(41)、佐藤康光王将(43)とすべて羽生二冠と同世代だ。(村瀬信也)
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