【西本ゆか】8月末に上演中の舞台から転落、大けがをして療養中の歌舞伎俳優、市川染五郎さん(39)が17日、東京都内のホテルで会見を開き、「再び役者として舞台に立つお許しをいただいた」と順調な回復を報告した。NHKBSのテレビドラマ撮影で12月に俳優としての仕事を再開し、歌舞伎の舞台には来年2月、父・松本幸四郎さんと共演する東京・日生劇場公演から復帰する。
事故については「私の作・演出・出演の舞台。基礎的な部分でミスをした」と振り返る。「後遺症はなく元気に働くのがご迷惑、ご心配をかけた方々へのご恩返しと思う。突っ走るのではなく地に足をつけ、確実に前進したい。舞台で結果を出すことで(真の)奇跡を起こしたい」と語った。
染五郎さんは8月27日に東京・国立劇場で開かれた舞踊公演に出演中、セリから約3メートル下の舞台底に転落した。右側頭部打撲による頭蓋骨(ずがいこつ)のひび、右腕や肋骨(ろっこつ)の骨折やひびなど大けがを負い、以後の舞台を休演している。