【木村尚貴】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産条約採択から40年を記念した国際会議が6日、京都市左京区の国立京都国際会館で始まった。世界遺産の登録にあたって学術的な審査をする国際記念物遺跡会議(イコモス)の専門家や、各国のNGOメンバーら600人が参加する予定。
世界遺産が欧米に偏在していることや、自然遺産が文化遺産の4分の1程度にとどまることなど、制度の課題や将来の見通しについて話し合う。世界遺産の保護に地域社会がどう関わるべきかも議論の柱だ。これらの内容を盛り込んで最終日の8日、宣言(京都ビジョン)を出す。
世界遺産条約は1972年に採択され、今月1日現在で190カ国が批准。文化・自然遺産合わせて962件が登録されている。日本では16件が登録されており、来夏は「富士山」と「鎌倉」が審査される。