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2012年11月21日11時6分

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鎌倉時代の仏像、両手だけ奈良 和歌山の道成寺

写真:両手首から先が奈良時代のものと判明した道成寺の釈迦如来坐像=20日、和歌山県日高川町、池田良撮影拡大両手首から先が奈良時代のものと判明した道成寺の釈迦如来坐像=20日、和歌山県日高川町、池田良撮影

写真:両手首が奈良時代のものと判明した道成寺の釈迦如来坐像。左端に掲げるのは、元々、付いていた手首=20日、和歌山県日高川町、池田良撮影拡大両手首が奈良時代のものと判明した道成寺の釈迦如来坐像。左端に掲げるのは、元々、付いていた手首=20日、和歌山県日高川町、池田良撮影

 【平畑玄洋】安珍・清姫伝説の舞台になった道成寺(どうじょうじ、和歌山県日高川町)に伝わる木造釈迦如来坐像(ざぞう、鎌倉時代、13世紀)の両手首から先が、奈良時代後期(8世紀)に制作された仏像のものに取り換えられていることが、県文化財センターの調査でわかり、20日発表した。仏教美術史の専門家も「こんな例は聞いたことがない」という。

 道成寺は飛鳥時代の701年の創建とされる。僧・安珍に恋い焦がれた清姫が大蛇に化け、鐘に隠れた安珍を焼き殺す伝説でも有名だ。センターが6月から仏像を調べていた。

 釈迦如来坐像(高さ227センチ)はこれまで南北朝時代(14世紀)の作とされていた。奈良文化財研究所の光谷拓実・客員研究員が部材を年輪年代測定し、左腕のヒノキ材の伐採年代が1236〜46年以降の鎌倉時代と判明。一方、両手首はいずれも8世紀後半〜9世紀初めごろのものとわかった。両手首は肉厚な鎌倉時代のものと比べてやや細く、奈良時代に作られた仏像の一部とみられる。

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