原発とエネルギーについて情報発信して人気のゆるキャラ、もんじゅ君。彼が日本各地をめぐって、エネルギー問題を語る連載「もんじゅ君のにっぽんエネルギーさんぽ」。第2回は新潟県です。
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■原発再稼働にかかわりの深い選挙って?
こんにちは、もんじゅ君ですだよ。
総選挙がきまって、なんだかよのなかがザワザワしているね。増税やTPP、そしてエネルギー問題など政策についておちついて考えたいのに、なんだか政党があたらしくできたり、くっついて変身しちゃったり、ボクにはちょっとむずかしいですだよ……。
ところでみんなは、ここ最近、柏崎刈羽原発くんにかかわりのふかい選挙があったのを知っているかな? 7基あわせて世界最大の出力という柏崎刈羽くん、本人(炉)はもうおしごとしたくないみたいだけど、地元の首長さんたちはどう考えているんだろうね。
■知事さん・市長さん・村長さんの考え方が重要
10月21日には新潟県知事選が、11月18日には柏崎市長選と刈羽村長選がおこなわれたの。それぞれの選挙で当選した候補者さんの、再稼働についての考え方はこんな感じなんだよ。
・新潟県知事の泉田さん「(再稼働するには)福島第一原発事故の検証が先」
・柏崎市長の会田さん「(当面は再稼働を認めるとしながら)中長期的には原発依存ではなく、新エネルギーなど産業の誘致を進める」
・刈羽村長の品田さん「エネルギー源として原子力は必須。それに背を向け、『怖いから嫌だ』と物事を決する社会は幼稚だ」
■大飯原発でも立地自治体の意向がだいじだった
今年の7月に福井県の大飯原発を再稼働させたときにも、西川県知事さんが首相官邸で野田総理と会って「再稼働に同意します」とつたえたことが一連のてつづきのなかで重要な意味をもったの。ということはぎゃくに、県知事さんが「安全かどうかわからない」「動かせません」といえば、再稼働はとてもむずかしいということだよね。
だから、原発の立地自治体、つまり県とか、市とか、町とかの首長さんが再稼働についてどういう考え方なのかということが、とても重要なんだね。
■自治体の代表を決めるのは、ボクたちみんな
そんなだいじなことにかかわってくる「自治体の代表」だけど、それを選んでいるのは、選挙権を持っている、ふつうのひとたちみんなだよね。
もちろん、選挙のときに気になることはエネルギー問題だけじゃないけれど、もし、あなたの自治体で選挙がひらかれるときには、それぞれの候補者さんが原発や自然エネルギーについてどんな考えをもっているのか、チェックしてみるとよいかも。たとえ原発の立地自治体ではなくても、原発でつくった電力の消費地だというケースもあるかもしれないし、自然エネルギーに力を入れるのかどうかという選択にせまられるかもしれない。なんらかのかたちできっとエネルギー問題とは無関係ではいられないと思うの。
つぎは東京都知事選があるけれど、候補者のみなさんのエネルギーについての考えはどんなだろうね? 気になる人はぜひ調べてみてね。
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※連載第1回で「たとえばボクのもっていった線量計ではかってみると、相馬市と東京の新宿区でぜんぜん線量が変わらなかったの」とありますが、相馬市の中でも場所により空間線量は異なります。あくまでももんじゅ君の使用機器・測定地点をもとにした表現です。