国内の著名な建築家の図面や建築模型などを収集する国立の資料館が来年1月、東京都内にオープンすることが分かった。文化庁が管轄し、来年度以降は展覧会の実施も検討している。名称は「国立近現代建築資料館」になる予定。
日本の建築家の資料は、海外の美術館、大学などから引き合いがあり、流出が始まっている。関係者の間では「このままでは浮世絵が海外に散逸したのと同じ状況になる」(文化庁幹部)との危機感もあった。
資料館は、文京区湯島の国の合同庁舎を利用する。2009年に麻生政権で計画された「アニメの殿堂(国立メディア芸術総合センター)」が、100億円以上の巨額の事業規模で批判を受けて設立が中止になったことを踏まえ、一部の改修にとどめ、整備費用は4億5千万円程度となる見込み。