DIALOG 日本の未来を語ろう :朝日新聞デジタル
2017/10/23

養育里親さんとともに願う、子どもたちの健やかな成長 NPO法人で子ども支援活動に従事 榑沼あづささん

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「日本ではおよそ4万5000人の子どもたちが社会的養護を必要としていますが、そのうち養育家庭などに委託される子どもの数は2割にも達していません」

と、指摘する榑沼あづささん。養育里親のリクルートから委託後のフォローまで一貫した支援活動を全国で展開しているNPO法人キーアセットの関東マネージャーとして、東京都と川崎市の里親支援機関事業を受託し活動している。

里親支援機関/特定非営利活動法人キーアセット 関東マネージャー
榑沼あづささん

長野県生まれ。アメリカで社会福祉学を学び修士号を取得。ニューヨークでケースワーカーとして子ども支援活動に従事。2013年に帰国、翌年から現職。

「子どもと里親さんのマッチングは児童相談所が行っていますが、里親希望者の面接・研修や、委託後のサポートも子ども中心の養育を継続するためには欠かせません。そこをフォローするのが私たち民間組織だと思っています」

里親制度は子どものためのものだが、支援が必要なのは養育里親も同じ、と榑沼さん。

「私が関わっている里親さんたちは、今まさに子育ての真っ最中。みなさん本当に子どものことを考えてくれています。そんな家庭に定期的に伺い『以前より表情が豊かになりましたね』と、お子さんの変化や成長を伝えると『あら、そう?』と、うれしそうにされることがあります。里親さんのサポートも私たちの大事な役割です」

養育里親の必要性がニュースになる機会が多くなり、問い合わせも少しずつ増えている気がするという。
「里親制度の説明会に来られるのは40〜50代が中心です。子育て中の方、終えられた方、逆に経験のない方などさまざまです。養育家庭が必要な子どもたちにもいろんな子がいます。だからこそ、いろんな里親家庭があることが望ましいと思っています」

海外での子どもや家族支援の活動経験も豊富な榑沼さん。 「子どもの人生の基礎を作るのは、専門的な教育や躾ではなく、ごく当たり前の家庭生活の積み重ね。成長した時に思い出を共有できる人がいることも大事なことなんです。いきなり養育里親家庭になるのは無理だという方も、子どもを支援する方法はいろいろあるので、気軽に問い合わせていただきたいですね」

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