2018/10/11

森が活きれば 未来もイキル
SDGsから考える、森林の社会的価値
10月21日に有楽町朝日ホールで開催

国連は、貧困や格差、環境など17分野で2030年までの達成を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げています。この中の目標15に掲げられている「陸の豊かさ」をめぐり、持続可能な森林資源の活用や、森林の社会的価値について考えるシンポジウムが、10月21日午後2~5時(開場1時半)東京・有楽町朝日ホールで開催されます。

日本は、国土の66%を森林面積が占める資源大国です。この半世紀、面積は変わっていませんが、体積は3倍近くに増えました。戦後に造成した人工林の樹木が成長したためです。樹齢50年を超え、木材加工に適する状態になった人工林は全体の5割近くを占めるまでになったと言われます。

しかし、海外から安く輸入される木材に押され、国産材の価格は40年前の3分の1から4分の1に低迷。林業の担い手が不足し、樹木の商品価値を高め、森林機能を維持するのに必要な「間伐」ができていない森林も少なくありません。

林野庁は森林の社会的価値について、木材の供給源だけではなく、土砂災害の防止や水源の涵養、地球温暖化の防止など、「貨幣評価できるだけでも年間70兆円」と試算しています。また、世界の森林には陸地にすむ生物種の3分の2以上が生息しています。森を「守る」から「活かす」時代へと転換していくために、私たちにできることは何でしょうか。

シンポジウムは2部構成。林野庁の牧元幸司長官のあいさつの後、午後2時15分から始まる第1部の基調講演には、ウッドデザイン賞の審査委員長を務める赤池学さんが登壇します。ウッドデザイン賞は「木のある豊かな暮らし」の普及や発展を目的に2015年に創設されました。木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰するものです。

午後3時15分から始まる第2部のパネルディスカッションでは「協業が育む森林活用の未来」をテーマに、林野庁で森林管理システムを担う林政部企画課課長の山口靖さん、東京大学大学院で木の香りなどによるリラックス効果を研究している准教授の恒次祐子さん、東京都檜原村に事務所を構え、奥多摩地域を中心に造林や育林管理を担っている「株式会社東京チェーンソーズ」代表取締役の青木亮輔さんが話し合います。
第2部終了後、午後4時45分からは、イラストレーターとしても活躍する林野庁の平田美紗子さん(http://osanpozakki.sakura.ne.jp/)による15分間のアフタートークがあります。

あなたも、日本の森林の未来を一緒に考えてみませんか? 入場は無料。事前登録制で、10月17日まで受けつけています。

登録はhttps://que.digital.asahi.com/epostから。

主催・朝日新聞社メディアビジネス局、協賛・古河林業株式会社
後援・林野庁、全国森林組合連合会、全国木材組合連合会

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