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スペシャル“INOCHI(いのち)”対談いのち輝く神奈川を世界へ

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2019年、日本中を沸かせたラグビーワールドカップ。決勝戦が行われた神奈川県では、「いのち輝く神奈川」を基本理念に掲げ、国際社会にも「Vibrant “INOCHI”(バイブラント・いのち)」として発信している。この言葉にはどのような思いが込められているのか。大会アンバサダーを務めた大畑大介さんと、神奈川県の黒岩祐治知事が語り合った。

縦ではなく横の発想で超高齢社会を乗り切る

──「いのち輝く神奈川」や「Vibrant “INOCHI”」という言葉が生まれた背景には、どのようなことがあるのでしょうか。

黒岩 今後、日本で最も速く高齢化が進むのが神奈川県です。そのような状況で「いのち」が輝くには医療の充実が大切ですが、それだけではなく、食、農業、エネルギー、環境、教育、まちづくりなどとも一体になる必要があります。ところが、国レベルではすべて縦割りです。そこで、本県ではこれらを連携させ、総合的に施策を展開していくぞという強い意思を込めました。

──「いのち」をLIFEではなく、そのままアルファベットにした理由は?

黒岩 きっかけは、今年7月に国連の「ハイレベル政治フォーラム」で日本の自治体代表として講演したことです。「いのち輝く」を英語でどう表現するかが課題でした。LIFEでは、日本語が醸し出す柔らかで温かく優しいイメージが伝わらない気がしたのです。そこで、1本の木を描いたイメージ画を用意しました。木の根元にDIVERSITY(多様性)、葉っぱに言葉を書き添え、これが私たちの目指す社会、「Vibrant “INOCHI”」だと伝えたのです。講演後、会場にいた方々から「INOCHIは世界に通じる言葉であり、共感した」という声をいただき、思いが伝わったと確信しました。
多様性は、ラグビー日本代表チームも大切にしていますね。

世界にアピールした日本ラグビーのように神奈川県もONE TEAMに。(黒岩さん)

神奈川県知事 黒岩祐治(Yuji Kuroiwa)
1954年神戸市出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、80年フジテレビ入社。「FNNスーパータイム」や「報道2001」でキャスターを務める。97年よりワシントン駐在。99年「(新)報道2001」キャスターに復帰。2009年に同社を退社し、国際医療福祉大学大学院教授に着任する。11年4月神奈川県知事に初当選し、現在3期目。

日本の文化や価値観で世界をけん引する存在に

大畑 多国籍チームだったこともありますが、競技自体が多様性を受容しています。体が大きくて力のある選手もいれば、小柄で俊足の選手もいる。愚直に体を張る選手もいれば、明晰めいせきな頭脳でゲームを組み立てる選手もいる。いろんな個性を持つ選手が、自分の居場所を見つけて輝けるのがラグビーのよさです。その中で、チームとしての価値観を全員で共有し、それに対する自分の役割を理解して、最大限のパフォーマンスを発揮することが重要です。これは仕事でも、日常生活でも大切なこと。それが分かりやすい形で見えたことが、今回の盛り上がりにつながったと思います。

黒岩 確かに、「ONE TEAM」という言葉が、見事にチームの価値観を象徴していました。

大畑 開催期間中は日本全体が「ONE TEAM」だったと思います。例えば、ニュージーランドのチームは試合終了後、相手チームに敬意を表して日本式のお辞儀をしてくれたり、試合が中止になったカナダとナミビアの選手は台風被災地でボランティア活動等をしてくれたりと、心を日本に寄せてくれました。こうしたことを含め、ラグビーを通じて多様な背景を持つ人たちが一つになったことを、日本から世界にアピールできたと思います。

黒岩 今後さらに多様性を受け入れる社会にしていきたい。神奈川県をONE TEAMにまとめたいと思っています。また、これから日本はどんどん国際社会へ発信していく時代です。25年に開催される大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。本県では万博とも連動させながら、超高齢社会を乗り切るキーワードとして「INOCHI」の発信を続け、いのちが輝く取り組みの輪をさらに広げていきます。

ラグビー自体が多様性。わかりやすい形で見えたことで日本中が盛り上がりました。(大畑さん)

元ラグビー日本代表キャプテン 大畑大介(Daisuke Ohata)
1975年大阪市出身。ラグビー日本代表のエースとしてW杯に2大会出場し、世界にその決定力を印象づける。2006年5月には、代表試合トライ数世界新記録を樹立。今年日本で開催されたW杯ラグビーではアンバサダーとして、メディア、講演等で大会の成功を支えた。TVの情報番組のコメンテーターやラジオ番組のパーソナリティとして、持ち前の明るいキャラクターを発揮している。

Vibrant “INOCHI”いのち輝く

一人ひとりのいのちが輝く、持続可能な健康長寿社会の実現に向けて

イメージビジュアルに込めたおも
私たちが目指すべきゴールは、誰ひとり取り残すことなく、一人ひとりの状況に応じて未病改善を行いながら、高齢になっても活躍の場を持ち、笑いあふれるコミュニティの中でお互いに支えあう、いのち輝く社会「Vibrant “INOCHI”」の実現。その想いをイメージしやすくするため、一本の木を描き、葉っぱの一枚一枚に、いのち輝くニュアンスを込めた言葉を並べました。木の根っこにはDIVERSITY(多様性)があり、木の後ろから後光が差すことで、いのちの柔らかで温かくて優しいニュアンスを表現しています。

国連開発計画(UNDP)とタッグ

SDGsの国際展開を推進
今や世界中の関心事で、日本でも官民挙げての取り組みが進む「SDGs」。神奈川県は、国からSDGs最先端自治体として都道府県で唯一選ばれ、SDGsの具体的な取り組みとして「かながわプラごみゼロ宣言」を発表するなど、SDGsの推進に精力的に取り組んできました。そして、7月には国連から招待を受け、ニューヨークの国連本部でスピーチする機会を得ました。これがきっかけとなり、神奈川県は8月に国連開発計画(UNDP)と連携趣意書を取り交わしました。「いのち輝く神奈川」の実現に向けて、世界からも注目されるSDGs最先端自治体として、これからもまい進していきます。

SDGsとは?
SDGs(エス・ディー・ジーズ):2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための開発目標です。17のゴールから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことをテーマにしています。

問合せ先
●SDGsのことについては
神奈川県政策局SDGs推進課
Tel:045(285)0908
Fax:045(210)8865

●その他のことについては
神奈川県政策局知事室
Tel:045(210)3662
Fax:045(210)8834

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