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コラム「今さら聞けないケータイの話」

オトナなら、着信音でも差をつけたい

2005年03月22日

法林 岳之

 街中を歩いていると、多くの人がケータイを使っている姿を見かけます。いつでもどこでもケータイが使えるようになる一方、ケータイを使うマナーが語られることも増えてきました。ケータイのマナーにはいろいろなものがありますが、あまり意識されていないのがケータイの発する音なのです。

 ケータイが発する音と言えば、最初に思いつくのが着信音です。着信音は「着メロ」や「着うた」など、サービスとしての部分がクローズアップされていますが、実際に街中でケータイが使われているシーンを見ると、「うーむ……」と唸ってしまう場面に出くわすことがあります。

 本来、着信音は電話が掛かってきたことを知らせるための音です。しかし、自宅やオフィスで使われている固定電話と違い、ケータイは他に多くの人がいる場所で使うことになります。そのため、みんなが同じ着信音だと、誰の端末が鳴っているのかがわからなくなってしまいます。そこで、ケータイではユーザーが着信音を選べるようにして、誰の端末が鳴っているのかを判別できるようにしています。

 ほとんどの端末は、出荷時に「ピピピピッ」という電子音が着信音として設定されていますが、設定が面倒なのか、設定を変更しないまま、利用している人が意外に多いようです。「ピピピピッ」という電子音は、もっとも着信に気づきやすい音である半面、音がカン高いため、とても耳障りです。そのため、レストランなどで着信があると、けたたましい電子音が鳴り響き、周囲の人が驚いたり、怪訝そうな顔で見られることも少なくありません。マナーモードに設定したり、音量を小さく設定することもできますが、着信に気づかなかったり、設定し忘れることも考えられます。こうした事態を避けるためにも電子音から他の着信音に設定し直すことを検討してみて欲しいのです。

 現在、販売されている端末には電子音の他に、いくつかの着信音があらかじめ用意されています。まずは端末に用意されている着信音の中から、標準設定の電子音以外のものを選んでみてください。「でも、着信メロディはちょっと気恥ずかしい」という声もあるでしょう。そんな人のために、スタンダードナンバーやクラシックの名曲の着信メロディ、耳にやさしい電子音や効果音などが標準で用意されている端末も増えています。

 端末に用意されている着信音に気に入ったものがなければ、各ケータイの公式サイトなどからダウンロードすることになります。事業者によっては無料の着信音を配布しているところもありますし、各メーカーの公式サイトでも着信メロディが配信されています。

 また、最近では日常生活で耳にする音を着信音にした「マナー着信音」を配信するサービスも登場し、注目を集めています。ドワンゴが提供する「いろメロミックス」では着信メロディの他に、咳払いや足音、紙をまるめる音、FAXの送信音など、周囲の環境にとけ込み、設定した本人しか気づかないような着信音を配信しています。もしかすると、とけ込みすぎて、設定した本人すら、気づかないかもしれませんが……。

 オリジナルの着信音を設定することは、着信時に周囲への影響を軽減できますし、自分の端末に着信した音であることも判別しやすくなります。オトナに相応しい自分ならではの着信音を探してみてはどうでしょうか。

 ケータイが発する音で、もうひとつ注意したいのが「ボタン確認音」です。ケータイではボタンが押されたことを確認するために、ボタン確認音が鳴るように設定されています。しかし、ボタン確認音の設定がONのまま、使っていると、ケータイを操作する度に音が出てしまいます。通話に使う程度なら、ほんの数回しか音は鳴りませんが、メールでも入力しようものなら、ピコピコとボタン確認音が鳴りまくり、周囲にはたいへんな迷惑になってしまいます。ケータイの操作にある程度、慣れてきたら、ボタン確認音はOFFに設定することをおすすめします。

プロフィール

プロフィール

法林岳之(ほうりん・たかゆき)

ITジャーナリスト。パソコンや携帯電話など、幅広いデジタル製品の試用レポートや解説記事を執筆。携帯電話関連では業界No.1サイト「ケータイ Watch」にも連載中。「できるWindows XP SP2対応 基本編完全版」(インプレス刊)など著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。



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