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コラム「今さら聞けないケータイの話」

ケータイのカメラ、もっと上手に撮れる?

2005年07月28日

法林 岳之

写真

AFに対応していないカメラ付きケータイ(写真はSH700i)にはマクロ切替スイッチが装備されている。花のマークが接写、反対側が標準モード。撮影前に必ずチェックしておこう

 今やケータイの必須機能のひとつとなったカメラ。手軽に待受画面の画像を作成したり、メールに添付して、その場の様子を伝えたいときなどに便利な機能です。手軽に写真が撮れるカメラ付きケータイですが、実際に撮ってみると、なかなか思うように撮れないことがあります。今回はカメラ付きケータイでの撮影について、少し解説しましょう。

 ケータイに搭載されているカメラは、起動すればいつでもすぐ撮影ができます。ケータイはデジタルカメラと違い、常に持ち歩いている可能性が高いため、日常生活で見かけたシーンを手軽に撮影できるというメリットがあります。しかし、手軽に撮れるだけに、撮影前にちょっと気をつけたいことがあります。

 たとえば、カメラのレンズ部の汚れやキズ。デジタルカメラはレンズキャップを付け、ケースに入れて持ち歩くのが一般的ですが、カメラ付きケータイはどうしてもレンズ部を露出した状態が多くなってしまいます。先週のコラムで紹介したように、ケースに入れて持ち歩くのも手ですが、通話やメールのときは手で触れるでしょうし、机の上に置いておけば、ホコリが付いてしまいます。カメラを起動して、撮影を始める前にレンズ部分を柔らかい布などで、軽く拭いておくといいでしょう。特に、最近増えてきたオートフォーカス対応のカメラ付きケータイは、レンズ部が汚れていると、ピントが合いにくくなってしまいます。

 次に、チェックしたいのがカメラの設定です。デジタルカメラ同様、ケータイのカメラにも撮影サイズや画質、明るさなどの設定項目が用意されています。撮影サイズは用途にもよりますが、メモリーカードに保存して、いろいろな用途に活用したいのであれば、最大サイズ、画質も最も高画質(ファインなど)に設定しておけばいいでしょう。明るさやコントラストは撮影時の環境にも寄りますが、とりあえず、標準設定のままで使っておき、画面で確認して、気になるようなら、設定を変更した状態でも撮影しておくと確実です。

 こうした設定の中で、意外に見落としがちなのが接写モード切り替えです。オートフォーカス機構がついていないケータイのカメラでは、標準モードと接写モードを切り替えられるスイッチなどが装備されているのですが、接写モードのまま、気がつかないで撮影してしまい、ピンぼけということも……。接写モードは「マクロ撮影」とも呼ばれ、被写体との距離が数センチのときに使います。通常は標準モードで撮影しましょう。

 また、ケータイのカメラで撮影をするときは、もっとも注意したいのが手ぶれです。デジタルカメラに比べ、ケータイは重量も軽いため、シャッターを押したときに端末が微妙に動いてしまいます。特に、背面の先端部にカメラが装備されている機種は、手ぶれが起きやすくなります。

 手ぶれを起こさないように撮影するには、両手で端末をしっかりと持ち、ゆっくりとシャッターボタンを押します。どうしても手ぶれが起きてしまうときは、セルフタイマーが便利です。端末をテーブルの上などに置き、セルフタイマーで撮影すれば、手ぶれの心配はなくなります。夏場は花火を見る機会が増えますが、この方法に連写撮影などを組み合わせれば、今までよりもきれいな写真が撮影できるかもしれません。

 この他にも端末によっては、シーン別の撮影モードを用意していたり、設定を変えながら連写をする機能が搭載されています。これらの機能やノウハウを上手に活かし、楽しい夏の思い出をカメラ付きケータイで撮ってみてください。


プロフィール

プロフィール

法林岳之(ほうりん・たかゆき)

ITジャーナリスト。パソコンや携帯電話など、幅広いデジタル製品の試用レポートや解説記事を執筆。携帯電話関連では業界No.1サイト「ケータイ Watch」にも連載中。「できるWindows XP SP2対応 基本編完全版」(インプレス刊)など著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。

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