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コラム「今さら聞けないケータイの話」

「いざ!」に備えて 災害用伝言板サービスの使い方

2005年08月25日

法林 岳之

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災害が発生すると、伝言板への入り口がNTTドコモならiMenuのトップに表示される=画像はいずれもNTTドコモ提供

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登録画面では自分の状態やコメントを入力できる

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伝言を登録すると、あらかじめ登録しておいた携帯電話やパソコンのメールアドレスに安否情報が登録された旨を知らせることができる

 よく言われることですが、電話は人々が生活をしていくための大切なライフラインのひとつです。もちろん、ケータイも例外ではありません。いざというときのために、ケータイで利用できる「災害用伝言板サービス」について紹介しましょう。

 昨年、中越地方を襲った新潟県中越地震、今年3月に起きた福岡県西方沖地震による被害は記憶に新しいところですが、こうした災害が起きたとき、安否を確認するために、多くの人々が被災地と連絡を取ろうとします。しかし、被災地への発信が急増して、通信網が負荷に耐えられなくなったり、被災地の通信システムが寸断されていたりして、すぐに連絡を取れないことがあります。

 そこで、各携帯電話事業者では、被災地と安否を確認したい人々をつなぐための「災害用伝言板サービス」を提供しています。災害用伝言板サービスは、NTTドコモ、au及びツーカー、ボーダフォンがそれぞれに提供しているサービスで、震度6弱以上の地震などの大規模災害が発生したときに利用できるようになります。簡単に使い方を説明しておきましょう。

 まず、被災した地域のユーザーは自分のケータイを使い、iモードやEZweb、ボーダフォンライブ!のそれぞれの公式サイトに用意された災害用伝言板にアクセスします。そこで、あらかじめ用意されている「無事です。」や「避難所に居ます」などの状態を表わすメッセージを選び、全角100文字までのコメントとともに災害用伝言板に登録します。このとき、メッセージを登録した携帯電話番号と登録日時がいっしょに記録されます。あらかじめケータイやパソコンのメールアドレスを登録しておけば、メッセージを保存したときに、それぞれのメールアドレスに対し、安否情報が登録された旨をメールで知らせることもできます。メッセージは1つの携帯電話番号につき、最大10件まで登録でき、72時間まで保存されるしくみになっています。ちなみに、災害用伝言板サービスの利用料は無料で、パケット通信料も一部を除いて、基本的には無料になります。

 一方、安否情報を知りたいユーザーは、各社の災害用伝言板サービスにアクセスし、相手の携帯電話番号を入力すれば、登録されたメッセージを見ることができます。相手がどの事業者のケータイを利用しているのかがわからないときは、3社のサイトを順に検索する必要がありますが、携帯電話番号だけで調べられるので、それほど難しいことではないでしょう。メッセージの検索と閲覧はブラウザ機能を持ったケータイやPHSに加え、パソコンからもできるようになっています。

 ケータイ向けの災害用伝言板サービスは、被災した地域の人と安否を気遣う人々をつなぐ便利なサービスですが、実際に災害が起きなければ、稼働しないため、いざというときに使い方などがわからないことが考えられます。そこで、各携帯電話事業者では特定の時期に、それぞれの災害用伝言板サービスを体験利用できるようにしています。体験利用は元旦を除く毎月1日、防災週間の8月30日〜9月5日、防災とボランティア週間の1月15日〜21日に行なわれているので、一度、家族や親族、知人などの間で、体験してみるといいでしょう。もちろん、災害伝言板サービスだけでなく、防災用品や避難場所の確認などもお忘れなく。


プロフィール

プロフィール

法林岳之(ほうりん・たかゆき)

ITジャーナリスト。パソコンや携帯電話など、幅広いデジタル製品の試用レポートや解説記事を執筆。携帯電話関連では業界No.1サイト「ケータイ Watch」にも連載中。「できるWindows XP SP2対応 基本編完全版」(インプレス刊)など著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。

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