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FOMA 900iシリーズ以降に標準で搭載されているスキャン機能。ダウンロードするデータやメールに添付されているデータをチェックし、問題があるときはダウンロードなどを中止する機能で、出荷時の設定はONになっている |
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ホームページをブラウザ「Opera」で閲覧できるビジネスケータイ「M1000」=NTTドコモ提供 |
パソコンを利用していると、ウイルスの話題をよく耳にします。ニュースなどでもよく報じられていますが、パソコンを狙ったウイルスは次々と新しいものが登場し、さまざまな被害が出ています。こうしたウイルスに対処するため、現在、販売されているパソコンには必ずと言っていいほど、ウイルス対策ソフトが出荷時にインストールされています。ケータイもパソコンと同じように、いろいろな機能が搭載されていますが、ウイルスに感染する心配はないのでしょうか?
パソコンを狙ったウイルスは、OSやアプリケーションのセキュリティ上の欠点などを狙ったものが多く、メールやホームページを通じて感染すると言われています。ここ数年、ケータイも高機能化したことでパソコンと似たような構造になっており、ウイルスへの被害が危惧されています。しかし、国内でケータイがウイルスに感染したという例はほとんど報告されていないのが実状です。
これは国内の携帯電話事業者が販売しているケータイが機能的にいろいろと制限されていることが関係しています。海外で販売されているケータイは、端末の販売と回線の契約が切り離されていることが多く、端末は各メーカーが独自に決めた仕様に基づいて開発されています。そのため、パソコンに近いオープンなプラットフォームが採用されることが多くなっています。
これに対し、国内で販売されているケータイは、基本的に各携帯電話事業者が自社のサービスに適した仕様を決めており、その仕様に基づいて、各端末メーカーが開発をしてます。そのため、ユーザーが自由に拡張できる要素が限定されています。
たとえば、外部とやり取りできるデータも各携帯電話事業者が決めた画像や動画、音楽データなどに限定されていますし、保存できるデータの種類も限られています。アプリケーション(ソフト)もJavaをベースにしているものの、各携帯電話事業者の決めた仕様に基づいているため、利用できるデータや容量も制限されています。
ある一定のルールを超える範囲のデータを操作できるアプリケーションは、各携帯電話事業者の検証をパスする必要がありますし、公式コンテンツプロバイダが配布するものしか認められていません。つまり、海外のケータイなどと違い、国内のケータイは非常に閉じられたプラットフォームで進化してきたたため、ウイルスに感染しにくいというわけです。
とは言うものの、高機能な3Gケータイの登場などにより、端末そのものの開発に時間がかかるようになってきて、多くの端末メーカーは汎用的なOSを採用するようになってきました。そこで、ウイルスなどを検索できるセキュリティスキャン機能が搭載した端末も登場しています。
幸い、今のところはこの機能が活躍したという例は報告されていませんが、私たちユーザーもそういった機能が用意されているということは覚えておいた方がいいでしょう。
ちなみに、FOMA M1000の登場で注目を集めているスマートフォンについては、どちらかと言えば、パソコンに近いオープンな仕様で開発されることが多いため、ウイルス感染のリスクは通常のケータイよりも大きいと言われています。
いずれにせよ、大切なことは各携帯電話事業者が提供する情報をきちんと把握すること、見知らぬデータをむやみにダウンロードしたり、受信したりしないことです。自分の大切なケータイを守るためにも正しい知識を身に付け、妙な情報に惑わされないようにしたいものです。