気がつけば、もう12月。街にはクリスマスの音楽が流れ、デパートや量販店では年末商戦がスタートしています。「ボーナスも出たことだし、そろそろケータイを新しくしようかな」と考えている人も多いのではないでしょうか。今回はケータイの買いどきについて、説明しましょう。
商品のジャンルによって違いますが、一般的に私たち消費者が購入する商品は、夏と冬のボーナス商戦をターゲットに新製品が投入されます。もちろん、ケータイも例外ではありません。だいたい、5〜6月と11〜12月に新しいケータイが発表され、順次、販売が開始されます。最近ではこの2つの時期に加え、春の新入学・新社会人シーズン向けの2〜3月にも新製品が投入されます。最新ケータイを購入したいのであれば、これらの時期がひとつの「買いどき」ということになります。
しかし、こうした新製品シーズンに店頭に並んでるからと言って、そのケータイが必ずしも最新のものとは限りません。パソコンなどの商品は新製品が発売されると、旧製品とほぼ完全に入れ替えられますが、ケータイは少し前に発売された商品の販売も継続されるため、新製品と旧製品(と言っても数カ月前までは新製品だったのですが……)が併売されます。事業者によっては、1年以上の前のケータイを安価に継続販売しているケースもありますし、定番商品となった製品が長く継続して販売されている例もあります。
では、ケータイは必ず最新モデルを買った方がいいのでしょうか? これは一概にどちらがいいとも言い切れない面があります。発売されたばかりのケータイは新しいサービスに対応していたり、新機能が搭載されていたりするなどのメリットがありますが、当然、価格も高くなります。旧機種は最新モデルに比べると安価ですが、新サービスに対応していないことがあります。多くのケータイは一定の周期でモデルチェンジを重ねていますが、モデルチェンジで使い勝手が大きく改善されたケータイもありますし、なかにはカラーリングやボディデザインが少し変わっただけというものもあります。
新サービスへの対応という点については、意外に見落としがちな部分もあります。たとえば、NTTドコモのFOMAは元々、2GHz帯という周波数帯を利用して、通話や通信のサービスをしていましたが、利用者増への対応やより広いエリアをカバーするため、新たに800MHz帯でのサービスも開始しています。NTTドコモではこの800MHz帯と2GHz帯の両方で利用できるサービスを「FOMAプラスエリア」と呼んでおり、901iSシリーズ以降が対応機種となっています。現在、店頭では最新の902iシリーズや901iSシリーズ以外に、いくつかのラインアップが販売されていますが、FOMAプラスエリアに対応している機種は半数程度しかありません。FOMAプラスエリアは地方や郊外で効果が発揮されるとされており、そういった地域で利用することが多いユーザーはカタログなどでしっかりチェックしておく必要があります。
ケータイは次々と新製品が登場するため、なかなか買いどきがわかりにくいのですが、新製品が発表されるタイミングや販売されているケータイの新旧、対応するサービスなどを知っておけば、少しは選びやすくなるはずです。そんなことを念頭において、一度、店頭を眺めてみてはどうでしょうか。