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コラム「今さら聞けないケータイの話」

ケータイで年賀状?

2005年12月22日

法林 岳之

写真

NTTドコモのiモードメールplusで提供されている「タイマーメール」は、90日先までのメールの送信予約が可能。

 今年も残すところ、あとわずか。忙しかった一年も終わり、会社もそろそろ仕事納めに掛かる頃でしょうか。年末年始と言えば、もうひとつ忘れてはならないのが年賀状。最近は郵便による年賀状とは別に、ケータイやパソコンのメールで年賀状を出す人も増えています。今回はケータイで送る年賀状について、説明しましょう。

 ケータイのメールはパソコンのメールと違い、すぐに送信され、相手がエリア内に居れば、すぐにメールが届くというメリットがあります。これはメリットである半面、デメリットになることもあります。そのひとつが年賀状などのグリーティングメールに使うときです。

 郵便サービスによる年賀状は毎年12月頃になると、郵便局などの郵便窓口で受付が始まり、今年も12月24日までに投函すれば、来年の元旦に年賀状が配達されることになっています。しかし、ケータイで年賀状メールを送ろうとすると、相手にすぐ届いてしまいます。つまり、年賀状として送るのであれば、元旦やお正月の三が日にケータイからメールを発信するしかなさそうです。お正月に時間的な余裕があれば、いいのですが、お屠蘇でいい気分になり、お昼寝をしているかもしれませんし、家族サービスに追われていることも考えられます。できれば、郵便サービスの年賀状と同じように、年内に年賀状メールを手配しておきたいところです。

 そこで便利なのがNTTドコモの「iモードメールplus」で提供されている「タイマーメール」というサービスです。タイマーメールはその名の通り、メールを送信する日時をあらかじめ登録しておき、一度に最大12人まで送信できるサービスです。送信する日時は、最大90日先まで、指定することができます。ただし、送信先がiモードに限定されるので、他事業者のケータイやパソコン宛に送りたいときは使えません。また、基本的にテキストのみのメールになるので、派手な年賀状メールを送りたい人にはちょっと物足りないかもしれません。

 もう少し飾りのあるメールを使いたい、他事業者のケータイやパソコンのメールアドレスにも送りたいというのであれば、iモードやEZweb、ボーダフォンライブ!の公式メニューで提供されているグリーティングメールのコンテンツを使うという手もあります。グリーティングメールのサービスは種類もたくさんありますが、もっともよく知られているのは「Ynot ケータイeカード」というサービスでしょう。パソコンなどでもよく利用されており、みなさんも一度くらいはメールを受け取ったことがあるかもしれません。

 Ynot ケータイeカードのサービスでは、画像やFlashなどによって作られたフォームがあらかじめ用意されており、そこに自分のメッセージを添え、指定した日時にグリーティングメールを送信するように設定します。相手には指定された日時にグリーティングカードが保存されたURLが通知され、そこにアクセスすると、あなたからのメッセージが閲覧できるという仕組みです。用意されているカードの種類も豊富ですし、料金もパケット通信料以外に掛かりません。パソコンからも送信できるので、自宅や会社のパソコンであらかじめ送信予約をしておくという使い方もできます。ただし、ケータイ宛にケータイeカードを送信する場合、多くのユーザーが迷惑メール対策として、ドメイン指定でメールを受信しているので、あらかじめ相手側が「ynot.co.jp」というドメインのメールを拒否していないことが条件になります。

 メールで年賀状を送ることについては、世代によって、賛否両論があります。ただ、郵便にもメールにもそれぞれの良さやメリットがあり、どちらが優れている、どちらの方が気持ちが伝わるというものでもないでしょう。自宅の住所は知らないけど、ケータイのメールアドレスなら知っているという知人もいるでしょうから、年賀状を送る相手やその人の好みに合わせて、両方を上手に使い分けてみるのもいいのではないでしょうか。


プロフィール

プロフィール

法林岳之(ほうりん・たかゆき)

ITジャーナリスト。パソコンや携帯電話など、幅広いデジタル製品の試用レポートや解説記事を執筆。携帯電話関連では業界No.1サイト「ケータイ Watch」にも連載中。「できるWindows XP SP2対応 基本編完全版」(インプレス刊)など著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。

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