ケータイにはいろいろな機能が搭載されています。これらの機能を解説するために、各端末には取扱説明書が付属しています。今回はケータイの取扱説明書のかしこい使い方を紹介しましょう。
ケータイに限らず、多くの商品には取扱説明書やマニュアルが付いています。特に、ケータイはここ数年、急速に高機能化が進んだおかげで、取扱説明書はどんどん分厚くなる一方です。数年ぶりにケータイを買い換えたら、あまりの厚さに驚いたという人も少なくありません。分厚い取扱説明書を目の当たりにして、「うーん。これを読まなきゃいけないのか……」と、うんざりしてしまうかもしれません。
でも、ちょっと待って欲しいのです。取扱説明書は必ずしもすべてを読破しなければならないものではありません。確かに、最近のケータイは通話だけでなく、メールやコンテンツの閲覧、ゲーム、音楽再生など、いろいろなことに利用できるようになりましたが、すべての人がすべての機能を使うわけではないでしょうし、取扱説明書を読まなければ、使えない機能やサービスばかりではないはずです。おそらく、多くの方はすでにケータイをお使いでしょうから、取扱説明書を読破しなくても多少の操作はできるのではないでしょうか。分厚い取扱説明書に身構えるのではなく、もっと違った視点で見て欲しいのです。
では、取扱説明書をどのように扱えばいいのでしょうか。簡単に言ってしまえば、辞書のように使うわけです。実際に、自分のケータイを使ってみて、わからないことがあれば、辞書を引くように、取扱説明書で機能やサービスを調べるわけです。わからない言葉を索引から引いてもかまいませんし、目次から使える機能を探してもいいのです。取り扱い説明書は、必要なときに必要な情報を調べるためのものと考えた方が気楽に使えるはずです。
とは言うものの、取扱説明書をまったく読まなくてもいいというわけでもありません。たとえば、取扱説明書の冒頭には必ず取扱上の注意が書かれているページがあるので、ここは目を通しておきましょう。また、同じく取扱説明書の最初の方には、その端末本体のイラストが描かれたページが用意されています。ここには各部の名称や役割が書かれていますから、そのケータイでどんなことができるのか、それぞれの部位が何のためにあるボタンなのかなどを知ることができます。ある程度、ケータイに慣れた人でも読んでおくと、役立つ項目があるかもしれません。
ただ、パソコンに慣れた人にしてみれば、「分厚い取扱説明書から見つけたい項目を探すのがたいへん」と考えるかもしれません。ホームページやワープロソフトなどと同じように「検索できないの?」と考えてしまうわけです。そうしたユーザーの声に応えるため、各携帯電話事業者は各機種の取扱説明書をPDF文書の形式で、ホームページで公開しているのです。PDF形式の文書はアドビ社の「Acrobat Reader」などで閲覧できますし、文書内を検索することもできます。このコラムでも紹介したことがありますが、ケータイでもPDF文書を閲覧できる機種があるので、メモリーカードに保存しておいて、外出先で取扱説明書を見るといった使い方もできるわけです。ご自分でお使いの機種の取扱説明書をパソコンにダウンロードしておいたり、閲覧できるホームページをお気に入りに登録しておくと、便利でしょう。