 |
パケット通信料は各社の公式サイト内にある「料金メニュー」で確認することができる。 |
ケータイでメールを送受信したり、コンテンツを閲覧するとき、パケット通信というしくみを利用しますが、料金はどのように計算されるのでしょうか。今回はケータイのパケット通信料について、説明しましょう。
現在、国内で利用されているほとんどのケータイでは、メールやコンテンツ閲覧などのサービスをはじめ、アプリ機能の通信などにも「パケット通信」が利用されています。パケット通信のしくみについては、本コラムの『パケット通信ってなに?』でも説明しましたが、簡単に言ってしまえば、メールやコンテンツなどのデータを一定のサイズに区切って、送受信することにより、効率良くデータをやり取りする方法です。この区切られた「一定サイズのデータ」のことを「パケット」と呼んでおり、パケット通信料は送受信したパケットの量によって、決まります。
ケータイのパケット通信で利用されるパケットは、128バイトというサイズです。128バイトと言われても今ひとつピンと来ないかもしれませんが、「バイト」はパソコンなどでもよく使われるデータ量の単位です。たとえば、メールやコンテンツに使われる文字は、全角のかな漢字が1文字あたり2バイト、半角の英数字が1文字あたり1バイトですから、文字数で換算すると、1パケット(128バイト)はかな漢字で64文字分ということになります。送受信したメールの文字数が全角64文字なら、1パケット分の料金が課金されるわけです。ただ、実際のメールには宛先や件名など、さまざまな情報が含まれますし、コンテンツも画面表示を制御するための情報などが必要なので、画面に表示されている文字数が64文字でもパケット通信料は十数パケット分になります。
パケット通信料の詳細は、利用するサービスや料金プラン、割引サービスなどによって、異なりますが、基本的に世代の新しいサービスの方が割安に設定されています。たとえば、NTTドコモでは第2世代のムーバが1パケットあたり0.315円、第3世代のFOMAが1パケットあたり0.21円に設定されています(いずれも税込み)。差額はわずか0.105円ですが、比率で考えれば、1.5倍です。つまり、まったく同じ容量のデータを転送したとき、ムーバはFOMAの1.5倍のパケット通信料が課金されるわけです。また、FOMAではパケット通信料の割引サービス「パケットパック」、定額制サービス「パケ・ホーダイ」を契約できるため、その差はさらに大きくなります。
自分のケータイで、どの程度のパケット通信料が掛かったのかは、各携帯電話会社の公式サイトの料金メニューなどで確認できます。携帯電話会社によって、料金メニューに表示されている内容が割引サービス適用前のものだったり、無料通話分が計算されていないなど、細かい部分の違いがありますが、ひとつの目安になります。
もし、使いすぎが気になるようであれば、通話料やパケット通信料があらかじめ設定した金額に到達したとき、メールなどで知らせてくれるサービスを各携帯電話事業者が提供しているので、それらを利用するのもひとつの手です。パケット通信料は通話料と違い、なかなか把握しにくいものですが、自分の使い方も確認しながら、上手に管理するようにしましょう。