新しいケータイに買い換えるとき、気になるのがデータの移し替えです。ケータイが新しくなるのはいいけど、今までのケータイに保存されている電話帳データやメール、カメラで撮影した画像などが使えなくなってしまうのは困るからです。今回は機種変更時のデータの移行について、説明しましょう。
ケータイにはさまざまなデータが保存されています。連絡先を登録した電話帳(アドレス帳)、送受信したメール、ダウンロードした着信メロディや着うた、壁紙、カメラで撮影した画像、友だちからメールで送られてきた画像など、ケータイを使い続けていると、大切なデータは増える一方です。こうしたデータの移し替えが不安で、機種変更をためらっている人もいるのではないでしょうか。
まず、電話帳データについては、ここ数年に発売された大半の機種であれば、ほぼ問題なく、最新機種にデータを移し替えることができます。全機種の全データというわけではありませんが、基本的には名前、ふりがな、電話番号、メールアドレスが移し替えの対象になっています。こうしたデータ移し替えサービスは、各事業者の系列店で無料で提供されています。ただ、古い機種からの移行の場合、電話帳データの一部が移行できなかったり、項目が制限されたりすることもあるようです。
次に、ダウンロードした着信メロディや着うた、壁紙などのコンテンツですが、これらは著作権がないものに限り、移行することができます。各社の公式メニューからダウンロードしたコンテンツは、そのほとんどに著作権が存在するため、移し替えが許可されていません。必要に応じて、もう一度、各サイトからダウンロードするしかないのですが、ケータイが新しくなれば、着信メロディの対応和音数が増えたり、壁紙のサイズが変わることもあるので、いずれにせよ、ダウンロードのやり直しになるという見方もできます。
カメラで撮影した画像については、ほとんどのカメラ付きケータイにメモリーカードスロットが装備されているので、メモリーカードに保存すれば、新しい機種やパソコンに移すことができます。メモリーカードに対応していない機種もほとんどの場合、前述の著作権のない壁紙データなどと同じように、各事業者の系列店で提供しているデータ移行サービスで、新しいケータイに移し替えられます。
送受信したメールについては、事業者によって、少し違いがあります。NTTドコモの場合、FOMA同士の機種変更であれば、移し替えができますが(例外はあります)、auやボーダフォンは基本的に送受信したメールの移し替えができません。移し替えができない機種の場合は、パソコンで動作する携帯電話用メモリダイヤル編集ソフトやデータリンクソフトなどで、データを保存しておくといいでしょう。
このほかにも従来のケータイと新しいケータイの両方が赤外線通信に対応していれば、電話帳データや送受信したメールデータを丸ごと転送できるケースもあります。電話帳データをサーバーにアップロードして、バックアップしたり、インターネット経由でパソコンから編集するといったサービスなども提供されています。
一部に例外はありますが、従来に比べれば、ケータイに保存されているデータは、機種変更時にもかなり移し替えがしやすくなってきています。機種変更に際してのデータの移し替えやバックアップが気になる人は、一度、各事業者の系列店などで相談してみることをおすすめします。