各携帯電話会社では、いろいろな割引サービスを提供しています。割引サービスは一定の条件を満たすことで利用できるものですが、今回は契約期間に応じて、月額基本料金が割り引かれるサービスについて、説明しましょう。
みなさんは今の携帯電話会社と契約して、どれくらいがたつでしょうか。まだ数年という人がいるかもしれませんが、なかにはケータイがまだそれほど普及していなかった頃から使い続け、気がつけば、10年を超えていたという人も少なくないでしょう。筆者のもっとも古い携帯電話の契約もすでに10年を超えています。
各携帯電話会社ではこうした長く契約を続けるユーザーに対し、「継続利用割引」「長期優待割引」といった割引サービスを提供していました。継続利用割引サービスでは継続して利用した期間に応じて、月々の基本料金を一定の率で割り引くというものです。携帯電話会社によって、少しずつ内容に差はありますが、新規契約から2〜3年目は5〜8%程度、5〜6年目以降になれば、15%も割引になります。月々の基本料金が5000円程度の料金プランなら、750円ほど、安くなる計算です。この継続利用に伴う割引サービスは基本的に申し込みの必要がなく、契約期間が長くなれば、自動的に割り引かれるようになっています。ちなみに、自分が継続している契約期間は、月々の請求書にも記載されています。
一方、各携帯電話事業者では、1年単位で解約しないことを約束したユーザーに対し、月々の基本料金を割り引く「年間割引」というサービスも提供しています。こちらは継続割引と違い、申し込みが必要ですが、継続割引と同じように、その携帯電話会社との契約期間の長さに応じて、割引率が変わり、契約の1年目から10〜15%程度の割引が受けられます。この割引率は継続割引の4〜5年目に相当します。
年間割引サービスは継続利用割引と併用できませんが、継続利用割引では5〜6年目以降の割引率が変わらないのに対し、年間割引は5〜6年目以降も少しずつ月額基本料金の割引率が高くなり、最大25%まで割り引かれるというメリットがあります。つまり、年間割引サービスは長い期間、利用しているユーザーほど、おトクというわけです。
ただし、年間割引にはいくつか注意すべき点があります。まず、年間割引は1年単位で契約の継続を約束することで、割引サービスが受けられるわけですから、約束の期間中に解約すると、3000〜4000円程度の契約解除料が掛かります。携帯電話会社によっては、2年単位で契約の継続を約束する割引サービスを提供していて、さらに高い割引率を設定していますが、契約解除料も1万円程度と2倍近くになります。
また、年間割引サービスは一度、申し込みをすると、自動的に契約が更新されます。解約はしないまでも年間割引の自動更新を停止したいときは、更新月(契約満了月)にその旨を届け出る必要があります。事業者によっては更新月の翌月も自動更新の停止を受け付けていることがあります。もし、今年の秋以降に実施される番号ポータビリティを利用し、契約する携帯電話会社の変更を検討しているのであれば、年間割引の更新月を確認しておくことをおすすめします。
年間割引は1年単位の契約のため、少し重く感じてしまうかもしれませんが、その携帯電話会社と継続して契約するのであれば、おトクな割引サービスです。契約解除料や自動更新などの条件をきちんと確認し、上手に料金節約に活かしてください。