現在位置:asahi.com>デジタル>今さら聞けないケータイの話> 記事 ケータイの『お下がり』は損?得?2007年05月24日 法林 岳之 最近、ケータイを使う年齢層は、一段と幅広くなりつつあります。家族みんなでケータイを持つことも増えてきているようです。今回は家族でケータイを購入するときのポイントについて、解説しましょう。
みなさんが今、お持ちのケータイはどのように入手されたものでしょうか? おそらく、ほとんどの人は販売店で購入したものでしょうが、ビジネスマンであれば、会社から支給されたものを持っていたり、家族から渡されたという人もいるでしょう。 通常、ケータイは販売店に出向き、端末を選び、契約をすれば、新品ですぐに利用できるものを入手できます。ただ、誰かがすでにケータイを契約していて、古い機種から新しい機種に買い換えたとき、古い機種が余ってしまうことがあります。「きれいに使ってきたし、まだ十分に使えるから、お父さん(お母さん)が使えば?」とばかりに、古いケータイを『お下がり』として譲り、父親や母親、祖父母がそれを使って、ケータイデビューというケースも少なくないようです。解約した携帯電話を販売店に持ち込めば、手数料のみで新たに契約ができるため、得になるだろうという考えです。しかし、買い換えで余った機種を初心者やシニア・シルバー層のユーザーに譲って、契約をするというスタイルは、あまりおすすめしたくないというのが本音です。 ケータイはご存知のように、次々と新しい機能やサービスが登場し、進化をしています。しかし、それらは必ずしもワンセグやカメラといった派手な機能ばかりではありません。実際には、使い勝手の部分もモデルごとに改良されつつあります。たとえば、何かの操作をするとき、従来は何も表示されなかったものがガイドが表示されたり、より少ない操作で目的の機能を使えるようになるなどの改良が加えられています。特に、最近のケータイは各社ともこの「使い勝手」や「使いやすさ」に注力する傾向にあるため、2〜3年前の機種と現在の機種では、使いやすさが大きく違うこともあります。 技術面でも新旧の機種で違いがあり、つながりやすさに差が出るといったことが起きます。たとえば、NTTドコモのFOMAでは2GHz帯と800MHz帯を利用していますが、最新の機種では混雑した都市圏でも安定した通信ができるように、新たに割り当てられた1.7GHz帯にも対応しています。 また、数年間利用したケータイは、外見がきれいでも部品などが劣化し、壊れやすくなっているケースもあります。たとえば、電池パックは劣化して、連続利用時間が短くなるでしょうし、液晶ディスプレイもバックライトが少し暗くなっていることもあります。ボタン類もホコリがたまったり、湿気の影響を受けたりして、動きや反応が悪くなっているかもしれません。もし、こうしたトラブルの卵を抱えた状態で、初心者やシニア・シルバー層のユーザーに譲り、すぐにトラブルが起きてしまったら……。ちょっとかわいそうですよね。修理代が掛かったりすれば、お古やお下がりのケータイで得をするどころか、かえって損になってしまうことも考えられるわけです。 「まだ使えるし、もったいない」という考えも理解できますが、現在、日本のケータイは販売奨励金のおかげで、新しい機種でも比較的、安価に購入できます。もし、ご家族の誰かがケータイデビューをするというのであれば、販売店に出向き、使いやすさや見やすさを考慮した新機種も試してみてください。また、買い換えで不要になったケータイは、各社の系列店でリサイクルを無料で受け付けています。大切なデータをバックアップしたら、きちんとリサイクルをお願いしましょう。 プロフィール
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