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コラム「ウェブ通」

日本人の起源 探る第一歩に

2008年03月03日

 日本列島に先住していた縄文人と弥生期に渡来した人々との混血で、日本人が成立したとみるのが定説になっている。その渡来人が最初に足を踏み入れた北九州発の「九州大ミニミュージアム・倭人(わじん)の形成」(http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/WAJIN/wajin.html)が、日本人の起源を探る第一歩にふさわしい。

 九大では地の利を生かし、遺跡から発掘された古人骨の研究が盛んだ。「縄文人と弥生人」中の「身長・遺伝」を見ていただこう。面長の渡来系と彫りが深い縄文人の頭骨の違いは印象的。さらに頭骨の形態小変異から縄文人、アイヌ、古墳人、現代本州人、中国人、タイ人からハワイ人、北米先住民まで類縁関係を整理した図は圧巻。

 「縄文人と弥生以降の日本人は同系統の集団とは考え難い」のだが、縄文人の血を消し去るほど大量の渡来人が来たのか。「今日の学説」で「弥生人の人口増加」は「稲作農耕の定着とともにおこった人口の急激な増加によると考える方が自然」とする。縄文人も急速に農耕技術を身につけ移行したのだろう。

 「約半々であった縄文人と弥生人」(http://ethol.zool.kyoto-u.ac.jp/kura/JapanEemp/FameleEmp/1-3.htm)は最近のY染色体の研究を引いて縄文人由来の多さに驚く。民族学者の梅棹忠夫さんが「日本人の物づくりが得意な体質は縄文期から続いている」と言われたのを思い出す。

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