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携帯音楽プレーヤーを保護するケース選び

2008年5月16日

  • 筆者:藤本 健

写真画像1:第三世代iPod nano用のシリコンケース、エレコム「AVD―SCRA3Nシリーズ」はディスプレイ保護フィルムが付属、ケース背面にはヘッドホンコードを巻きつけて収納できるようになっている

写真画像2:アメリカのベルキン(BELKIN)「Remix Acrylic Case for iPod nano 3rd generation」は、前面に3色から選べるメタル製カバーを採用したプラスチックケース

写真画像3:シンガポールのスマジン(Sumajin)「Flip Leather Case for iPod nano 3G」は、前面を保護するフリップがスタンドとしても機能するレザーケース

 デジタルオーディオプレーヤー(以下、デジタルオーディオ)は普段持ち歩くものだけに、気をつけて使っていても、どうしても細かい傷が入りがち。機能的には問題なくても、できれば奇麗に使い続けたいという人が多いのではないでしょうか。今回はデジタルオーディオを傷から防ぎ、また使い勝手も向上させる保護ケースについて紹介しましょう。

 保護ケースにはさまざまなタイプがあります。まずは柔らかなゴムやシリコンといった素材で作られたケース(画像1)。このタイプは素材そのものが滑りにくい特性があるため、デジタルオーディオを裸で使うよりも持ちやすく、落としにくくなるという特徴があります。デジタルオーディオにぴったりと装着するようデザインされているため、ケースを装着してもサイズがそれほど大きくならないこともポイントです。

 次はプラスチックやポリカーボーネイトといった透明な樹脂素材を使ったケース(画像2)。このタイプは素材が硬いため、多少手荒に扱ってもケースに傷が入るだけで中のデジタルオーディオは大丈夫、という安心感があります。もちろん高いところから落とすなど、極端な使い方は禁物ですが、保護を第一に考えているならこのタイプがよいでしょう。また他のタイプとは異なり、素材が完全に透明なため、デジタルオーディオそのもののデザインやカラーを楽しめることもメリットです。中には半透明の色付きケースや、前面は金属パネル、背面は樹脂パネルを組み合わせた個性的なデザインのケースも発売されています。

 そして革素材を使用した、高級感にあふれるケース。財布や手帳など、身の回りの小物と雰囲気を合わせて使いたい人にはこちらも魅力的です。前面をカバーするフラップタイプのデザインなら、ディスプレーに傷が入りにくいというメリットもあります(画像3)。

 ケース選びでまず注意すべきポイントは、最近の保護ケースは一部の汎用品を除き、各製品専用にデザインされているため、違う製品用のケースは装着できません。これはデジタルオーディオの名称が同じであっても、細かいモデルタイプや世代により、ケースは作り分けられています。たとえばiPod nanoは現行製品が通称で第3世代と呼ばれていますが、旧製品の第1世代、第2世代も同じiPod nanoという名称で販売されていました。しかし各世代でサイズもデザインも異なるため、現行の第3世代iPod nanoは、第1および第2世代iPod nano用ケースは装着できません。

 次に実際の使い勝手について。保護ケースはデジタルオーディオを包むように装着するため、中には一部のボタンや端子が隠れてしまうものがあります。たとえばUSBケーブルを接続する端子がケースで隠れてしまうと、バッテリーの充電や曲の転送を行うときに毎回ケースを取り外すことになります。

 またシリコン素材のケースではiPod nanoやiPod classicのクリックホイールをカバーするタイプと、クリックホイール部分をくりぬいてあるタイプがあります。もちろんカバーされているタイプでもクリックホイールの操作は出来ますが、操作の反応はやはりクリックホイールを直接触るタイプのほうが、良好な製品が多いようです。ケースはデジタルオーディオをなるべく包み込んでしまう、つまりすき間が少ないほど保護効果は高くなりますが、普段の使いやすさも考えて選びましょう。

 保護ケースは製品によってはケースだけでなく、便利な付属品が付くものもあります。たとえばディスプレーを傷から守る保護フィルムや、首から下げられるネックストラップ、ケースの背面に装着することでデジタルオーディオを立てて動画を見やすくするスタンドなどがあります。ケースと付属品をバラバラに購入するよりもお得な価格になっている場合も多いので、ケースと保護フィルムが一緒に欲しい、といったときは付属品もチェックして選んだほうがよいでしょう。

 今回はベーシックなケースを取り上げてみましたが、他にもスポーツジムでの使用にも適したアームバンド型や、ちょっと変わった素材を採用した個性派ケースなどもあります。店頭で実際に触って、使いやすいケースを探してみましょう。

プロフィール

藤本健(ふじもと・けん)

ライター兼エディター。デジタルオーディオ機器およびDTM関連を中心に雑誌やWebサイトで試用レポートや解説記事などを執筆。「AV Watch」で藤本健の「Digital Audio Laboratory」の連載、「All About」で「DTM・デジタルレコーディング」のガイドを担当。「サウンド圧縮テクニカルガイド 」(BNN新社)、「コンプリートDTMガイド・ブック」(リットーミュージック)など著書も多数ある。

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