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iPhoneで、iTunesをリモートコントロール

2008年7月25日

  • 筆者:藤本 健

写真画面1:日本でも発売が開始されたiPod機能内蔵の携帯電話「iPhone 3G」、iPod touhと同じタッチ・インターフェースで選曲などを行い、ジャケットを見ながら曲が選べるcoverflow機能を搭載する

写真画像2:無料で使えるiPhone用ソフト「Remote」は、iPhoneのタッチパネルにジャケット画像や曲名を表示し、パソコンのiTunesを遠隔操作できる

写真拡大画像3:iPhone用ソフトは「iTunes Store」の「App Store」に種類別に用意されている。iTunesに「Remote」をダウンロードして、iPhoneをパソコンに接続・同期すればインストールは完了。直接iPhoneでダウンロードして、インストールすることもできる

 待望の日本発売が始まったAppleの携帯電話「iPhone」。正確には「iPhone 3G」といい、3Gネットワークに対応した2代目のiPhoneで、日本ではソフトバンクモバイルで使うことができます。

 iPhoneは携帯音楽プレーヤー「iPod」の機能を備えており、電話やインターネットはもちろんですが、これ1台で音楽や動画を再生できるデジタルオーディオプレーヤーとしても活用できます。iPod機能についてもう少し詳しく見ていくと、大画面タッチパネルですべての操作を行うことが出来る「iPod touch」と同じとなっています(画像1)。また曲の転送もほかのiPodシリーズと同様に音楽や動画を管理するソフトウエア「iTunes」を使います。

 最近の携帯電話はどれも音楽や動画の再生機能を備えています。そのため携帯電話で音楽を聴きたいだけならばiPhone以外を選んでも構いません。ただしこれまでiPodを使っていた、もしくはまだデジタルオーディオプレーヤーは使っていないけどパソコンでiTunesを使っていたという人は、ソフトウエアを乗り換える必要がないことはひとつのメリットです。

 またiPhoneとiTunesを組み合わせるとちょっと面白い機能を使うこともできます。それは手元のiPhoneをリモコンに変身させて、パソコンのiTunesを離れた場所から操作できるというもの。再生/停止はもちろんボリュームの調整や、ジャケット画像や曲名をiPhoneのディスプレーで見ながら選曲したり、文字を入力して検索するなど、パソコンと同じようにiTunesのほとんどの機能をiPhoneからコントロールできます(画面2)。パソコンにスピーカーがつながっていれば、iPhoneを使うことで非常に便利なAV機器となるわけです。

 ただしこの機能は、iPhoneを買ってきた初期状態では使うことが出来ません。iPhoneはiPhone用のソフトを自由に追加できるようになっています。iPhoneからiTunesをリモートコントロールするソフトは「Remote」というもので無料で使えます。これをインストールしましょう。

 iPhone用のソフトはiTunesでダウンロードやインストールを行います。iTunes StoreにアクセスしてiPhone用のソフトが集まっている「App Store」を開きましょう。ここでは「ゲーム」や「ニュース」、「旅行」などソフトの種類で分類されています。Remoteは「エンターテインメント」の中に用意されていますのでそのページを開き「アプリケーションを入手」をクリックしてください(画面3)。ダウンロードが終了したらパソコンにiPhoneを接続して同期すると、iPhoneにRemoteがインストールされます。

 iPhoneでRemoteを初めて起動したときは、そのiPhoneからコントロールするiTunesのライブラリーを指定し、またiTunes側でパスコードの設定を行う必要があります。画面の指示に従って設定しましょう。次回以降はこの操作は必要なく、すぐにリモートコントロールができるようになります。

 ひとつ注意としては、iPhoneが無線LANで接続されているときしか、RemoteでのiTunesコントロールは出来ません。iPhoneは携帯電話機能と無線LAN機能が内蔵されており、たとえばインターネットを見たりメールを送るとき、無線LANが使えない状況では携帯電話のネットワークを使います。この状態では、Remoteは使えません。自宅のパソコンで無線LANを使っている人は、iPhoneでも無線LANが使えるようにあらかじめ設定しておきましょう。

 なおここまではiPhoneを前提に話をしてきましたが、iPod touchも「iPhone 2.0 Software Update for iPod touch(以下、iPhone 2.0ソフトウエア)」を購入してアップデートすると、App StoreのiPhone用ソフトウエアをインストールして使えるようになります。もちろんRemoteだけでなく、ほかのゲームや実用ソフトも使えます。iPhone 2.0ソフトウエアはiTunesで購入・ダウンロードでき、価格は1200円(税込み)となっています。App Storeのソフトが使える以外にも、日本語入力のインターフェースが追加されたり、カレンダーの機能が強化されるなど、数多くのアップデートが行われますので、iPod touchを使っていて興味がある方はぜひアップデートを検討してみてください。

プロフィール

藤本健(ふじもと・けん)

ライター兼エディター。デジタルオーディオ機器およびDTM関連を中心に雑誌やWebサイトで試用レポートや解説記事などを執筆。「AV Watch」で藤本健の「Digital Audio Laboratory」の連載、「All About」で「DTM・デジタルレコーディング」のガイドを担当。「サウンド圧縮テクニカルガイド 」(BNN新社)、「コンプリートDTMガイド・ブック」(リットーミュージック)など著書も多数ある。

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