2008年8月8日
画像1:サンワサプライのiPhone専用外付けバッテリー「400−BT001」。iPhoneのdockコネクタに直接接続してiPhoneのバッテリーを充電できる
画像2:リチウムイオン大容量タイプのエネループ・モバイル・ブースター「KBC−L2S」(中央)、小容量タイプ「KBC−L3S」(右上)、単三型充電池「エネループ」2本をセットして使う「KBC−E1S」(右下)。左はiPhone
画像3:iPhoneに付属するUSBケーブルをKBC−L2SのUSBポートに繋いで充電。KBC−L2Sは出力用USBポートを2つ備え、デジタルオーディオと携帯電話の2台を同時に充電することもできる
デジタルオーディオプレーヤー(以下、デジタルオーディオ)はそのほとんどが内蔵の充電地で駆動しています。音楽を聴くだけならば丸一日再生を続けても大丈夫なくらいバッテリーの持ちが良くなったとはいえ、自宅での充電を忘れて屋外でバッテリー切れを起こしてしまうと、コンビニエンスストアで乾電池を買って交換する、といったことができません。
また最近の携帯電話はデジタルオーディオ機能を備えているものが多いので、携帯電話で音楽を楽しんでいる人も多いでしょう。ソフトバンクのアップル製携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を買って活用している、という人もいるはずです。ただし待ち受け時間だけならかなり長時間バッテリーが持つものの、音楽を再生しながらインターネットを見たりすると、意外と早くバッテリー切れになってしまいます。iPhoneは内蔵バッテリーの交換ができないため、電話したいときにバッテリーが切れているとかなり困ります。
そこで今回は、屋外でデジタルオーディオや携帯電話を充電できる外付けバッテリーを紹介しましょう。これはデジタルオーディオや携帯電話と同じように充電地を内蔵し、USBケーブルでパソコンと繋いだり、付属のACアダプターを使って充電するというもの。そしてデジタルオーディオや携帯電話に接続すると、この外付けバッテリーからデジタルオーディオや携帯電話のバッテリーを充電できてしまいます。つまり一緒にこれを持ち歩けば、バッテリー切れでも慌てる必要はありません。
この種の外付けバッテリーはデジタルオーディオや携帯電話との接続方法で大きく二種類に分けることができます。まずは接続機種が限定される、専用設計のもの。たとえばiPhoneやiPodシリーズ専用のものはdockコネクタに装着するようになっています(画像1)。これは発売元が動作確認していますので確実に使えますが、たとえば携帯電話など他の機器は充電できないため、汎用性には劣るのがデメリットです。
もうひとつはパソコンと同じようにUSBコネクタを備え、デジタルオーディオや携帯電話とUSBケーブルで接続し、充電できるもの。こちらは普段パソコンとUSBで接続し充電している機器なら基本的に使えるので、たとえばデジタルオーディオと携帯電話用の外付けバッテリーを二つ持ち歩く必要がありません。ただし組み合わせによっては充電できない場合もあるので、製品選びには注意が必要です。
今回は後者のタイプの中でも、三洋電機から発売されている「エネループ・モバイル・ブースター」でiPhoneを実際に充電してみました。同製品はいくつか種類があり、まずは単三型のエネループ2本をセットして使う「KBC−E1S」、これは単三型エネループを余分に持ち歩けば交換してさらにデジタルオーディオを充電できます。次はリチウムイオン電池を内蔵したタイプで大型・大容量の「KBC−L2S」と、小容量でコンパクトな「KBC−L3S」です。こちらは充電池が取り外せないため、バッテリーが切れてしまうとパソコンのUSBポートや付属のACアダプターから充電しないといけません。しかし、KBC−L3SはKBC−E1Sより小型軽量、KBC−L2SはKBC−E1Sとほぼ同じサイズで容量は小型タイプのKBC−L2Sの2倍というのが特徴です(画像2)。
エネループ・モバイル・ブースターにはデジタルオーディオ充電用のケーブルは付属していません。iPhoneの場合は、iPhoneに付属するパソコン接続用のUSBケーブルをエネループ・モバイル・ブースターのUSB端子に繋ぎ、電池残量チェック用のボタンを押すと充電が開始されます。
iPhoneの内蔵バッテリーが空の状態で試したところ、残念ながらKBC−E1SとKBC−L3Sは途中で充電がストップしてしまいます。ただしエネループ・モバイル・ブースターのボタンを押せば再び充電が始まり、何度か押すことでiPhoneのバッテリーを満充電にできました。
大容量タイプのKBC−L2Sは途中で充電が止まる事もなく、約1時間でiPhoneが満充電になりました。大容量タイプのため余裕もあり、iPhoneを2回充電することも可能でした(画像3)。
今回試したところでは、iPhoneにはKBC−L2Sがおすすめといえます。まだiPhoneは発売されたばかりということもあり、対応状況を発表している外部バッテリーは少ないですが、今後各社の展開に期待したいところですね。
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※外付け充電池を使った充電は自己責任で行ってください。また、エネループ・モバイル・ブースターでiPhoneを充電した結果もアサヒ・コム独自のものです。三洋電機が保証するものではありません。

ライター兼エディター。デジタルオーディオ機器およびDTM関連を中心に雑誌やWebサイトで試用レポートや解説記事などを執筆。「AV Watch」で藤本健の「Digital Audio Laboratory」の連載、「All About」で「DTM・デジタルレコーディング」のガイドを担当。「サウンド圧縮テクニカルガイド 」(BNN新社)、「コンプリートDTMガイド・ブック」(リットーミュージック)など著書も多数ある。