2008年8月29日
画像1:ロジテックのUSBラジオ「LRT―FMAM100U」、外部FMアンテナ端子も搭載し、オプションのF型コネクター変換ケーブル「CB―MCXF―015」を使えば外部FMアンテナを接続することも可能

画像2:パソコンでAM/FMラジオを受信・録音するための「らくラヂ」、地域別にAM/FM局があらかじめプリセットされており、ボタン操作で簡単に選局できる

画像3:タイマー録音は曜日と時間を選んで繰り返し録音にも対応、番組名を入力しておけば録音ファイルの管理も簡単。録音ファイル形式はMP3やWMA、WAVなどから選べる
毎日違うトークや曲が流れるラジオは、基本的に自分の好きな曲だけが入っているデジタルオーディオプレーヤー(以下、デジタルオーディオ)とはまた違った面白さがあるもの。特定の番組を楽しみにしている人も多いでしょうし、また未発の新曲がいち早く流れるのも音楽好きの人にとっては聞き逃せません。
とはいえラジオ放送はリアルタイムなので、仕事中や深夜はなかなか聞けません。熱心な人ならラジカセやミニコンポのタイマー機能で録音していることでしょう。ただAV機器で録音した場合、パソコンやデジタルオーディオに取り込むのは結構面倒です。もっと手軽にパソコンやデジタルオーディオでラジオ番組が楽しめたら便利だと思いませんか? そんなラジオ好きの人におすすめしたいのがUSB接続のラジオチューナーです。
これはUSBで接続するだけでパソコンにAM/FMラジオチューナー機能を加える周辺機器。パソコンでラジオを受信してスピーカーで聞くことができるのは当然として、録音もできてしまいます。ファイル形式はMP3やWMAなどデジタルオーディオでも再生できるものなので、録音した番組をデジタルオーディオへ転送し、通勤中に楽しむといったこともできます。
また注目は、USBラジオのほとんどがAMとFMの両方が受信できること。デジタルオーディオの中にはFMチューナーを内蔵してFMラジオの受信、そして録音ができる製品はあるものの、据え置きのミニコンポタイプなどを除けば、持ち運びができるコンパクトな製品でAMラジオに対応したものはほとんどありません。その意味でAM番組が好きな人にはちょっと物足りなかったところですが、USBラジオならAMとFMの両方が楽しめます。
USBラジオはいくつかの製品が発売されており、たとえばロジテックの「LRT―FMAM100U」はUSBメモリーのように非常にコンパクトで、ノートパソコンに装着しても邪魔にならないデザインが特徴(画像1)。このサイズでFMアンテナを内蔵しているため、受信状況がよい場所ならアンテナ不要でFMラジオが楽しめます。AM番組の受信は外付けのAMアンテナが必要となりますがこれも付属しています。この付属のアンテナは、先端にマグネットが内蔵されているため、窓枠などへ簡単にセットできます。
パソコンでラジオ番組を受信・録音し、そして活用するための専用ソフト「らくラヂ」や「らくチューン」が付属しています。まず「らくラヂ」はラジオを受信・録音できるチューナーソフト(画面2)。地域別にラジオ局がプリセットされているためチューニングも簡単です。録音は画面に表示されたボタンをマウスでクリックする手動録音のほかに、タイマー録音もできます。毎週同じ番組を繰り返しタイマー録音することもできるので便利です(画面3)。
そして「らくチューン」は、録音した音声ファイルを再生したり管理できるソフト。ファイルをワンタッチでアップルの音楽ソフト「iTunes」へ読み込ませる機能が用意されているので、iTunes経由で「iPod」や「iPhone」へ簡単に転送することができます。また、各転送ソフトで録音したファイルを手動登録すれば、ソニーの「ウォークマン」を始めとしてほかのデジタルオーディオへ転送することももちろん可能です。
「らくチューン」には、録音した音声ファイルからノイズを除去したり、長いファイルを分割したりする機能も用意されています。たとえば、番組中に繰り返し聞きたい曲が流れていたなら、その曲だけをカットして転送する、といったこともできます。
パソコンとデジタルオーディオでラジオ番組を便利に楽しめるUSBラジオ。ラジオ好きの人には気になるパソコン周辺機器ではないでしょうか。

ライター兼エディター。デジタルオーディオ機器およびDTM関連を中心に雑誌やWebサイトで試用レポートや解説記事などを執筆。「AV Watch」で藤本健の「Digital Audio Laboratory」の連載、「All About」で「DTM・デジタルレコーディング」のガイドを担当。「サウンド圧縮テクニカルガイド 」(BNN新社)、「コンプリートDTMガイド・ブック」(リットーミュージック)など著書も多数ある。