現在位置:asahi.com>デジタル>法林岳之のデジタルトレンド羅針盤> 記事 インターネットを安全に使うには―Part.12008年02月09日 みなさんはインターネットを利用していて、何か不安を感じたことはないでしょうか。今年1月、内閣府が公表した「インターネット上の安全確保に関する世論調査」によれば、現在、インターネットを利用している人の内、約45%が何らかの不安を持っているそうです。具体的な不安としては、「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」が約67%ともっとも多く、次いで「暗証番号(パスワード)などを無断で他の人に利用される不正アクセス」が約52%、「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」が約51%、「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」が約48%となっています。
こうした不安を減らすためには、どうすればいいのでしょうか。今回から数回に渡り、インターネットを安全に使うための方法を説明しましょう。 インターネットを利用するには、主にパソコンを使います。パソコンにはWindows VistaやWindows XP、Mac OS Xなどの「OS」(基本ソフト)をはじめ、さまざまなソフトウェアがインストールされています。これらのソフトウェアは出荷後にセキュリティー上の不具合が見つかることがあり、ウイルスはそこを狙って、攻撃を仕掛けてきます。 そこで、インターネットを利用するときのセキュリティー対策で、まず、最初に取り組みたいのがソフトウェアの更新です。OSなどのソフトウェアはセキュリティー上の不具合の修正など、出荷後も改良が続けられており、その修正を反映する更新用プログラムを各社のホームページなどからダウンロードできます。OSに何らかのセキュリティー上の問題が発見されても更新用プログラムで修正しておけば、セキュリティー上のトラブルを未然に防ぐことができるわけです。たとえば、Windowsなら、「Windows Update」を実行すると、更新用プログラムがインストールされます。最低でも月に一度くらいは更新の確認をおすすめします。 ちなみに、Windowsについては、Windows 95/98/Meというバージョンも販売されていましたが、これらのWindowsはすでに、2006年7月11日にサポートが終了しており、セキュリティー対策のためのアップデートも提供されなくなっています。つまり、セキュリティー上の問題が確認されても更新用プログラムが提供されないため、そのまま、インターネットを使い続けると、ウイルスに感染したり、不正アクセスを受けるといったトラブルに遭う可能性があるわけです。「まだ使えるパソコンなのに……」と考えるかもしれませんが、少なくともインターネットの利用は避け、新しいWindows XP/Vistaに移行して、そちらの環境でインターネットを利用した方が安全です。 「でも、自分のパソコンにはたいした情報が入ってないから……」と考える人がいるかもしれません。しかし、パソコンには自分に関する情報だけでなく、メールをやり取りした相手のメールアドレスや住所、氏名、電話番号など、さまざまな個人情報がいろいろな形で記録されています。ウイルスに感染することで、これらの情報がインターネット上に流出してしまい、友だちや知人、同僚などにも迷惑を掛けてしまうかもしれません。 また、ウイルスに感染したことに気付かず、自分のパソコンが遠隔で操作され、迷惑メールの送信や特定サイトの攻撃といった迷惑行為に利用されてしまうこともあります。つまり、知らないうちに、自分がインターネットでの加害者になってしまうこともあり得るのです。 だからこそ、インターネットを使うときは、セキュリティー対策が重要なのです。むやみにインターネットを危険視することはありませんが、正しい知識と情報を得て、一人一人がセキュリティー対策をしっかりと意識する必要があります。 プロフィール
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