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コラム「法林岳之のデジタルトレンド羅針盤」

子どもたちが安全に使えるパソコン&インターネット

2008年03月27日

 パソコンが広く普及したこともあり、最近では子どもたちにもパソコンを与え、インターネットを利用する家庭が増えているようです。今回は子どもたちがパソコンやインターネットを安全に使う方法について、考えてみましょう。

写真子ども用モードと親が利用するモードを簡単に切り替えられる「ぱそこんキッズキー BFG−PKID」。(C)BANDAI・WiZ 2004

 子どもたちがパソコンやインターネットを使っていくうえで、気になることはいくつかあります。たとえば、余計な操作をすることで、パソコン本体を壊してしまわないか、インターネットで子どもたちに相応しくないサイトを見てしまわないかといった点が挙げられます。

 パソコン本体への影響については、子どもたちが好奇心でいろいろな設定などを変えてしまわないように、Windows VistaやWindows XPのユーザーアカウント機能を使い、親が使うときとは別に、子ども用のユーザーアカウントを制限ユーザーで作る方法があります。Windows Vistaでは「保護者による制限」機能が用意されており、子どもたちが見るWebサイトの制限、利用する時間帯の制限、特定のプログラムの実行を制限するといった設定が可能です。

 また、インターネットの利用を制限する方法としては、市販のフィルタリングソフトの導入やプロバイダーが提供するフィルタリングサービスの利用が挙げられます。子どもたちの年齢に合わせ、有害なサイトを表示できないように、アプリケーションソフトやプロバイダー側の設定で、ブロックするわけです。親が利用するときにも制限されると困るため、前述のユーザーアカウント機能を使い、子どもの利用する環境は別に用意する方法が一般的です。ただ、いずれの場合もインターネットやパソコンの利用制限をきちんと設定するには、親にもある程度の知識を要求することになります。

 利用する子どもの年齢層は限られますが、手軽に子どもたちの利用を制限する方法もあります。バッファローとバンダイが販売する「ぱそこんキッズキー」という商品は、USB接続のアダプタをパソコンのカギに見立て、「ぱそこんキッズキー」を挿しているときはパソコンを子ども用のモードで動作させることができます。子ども用のモードでは有害サイトをブロックするだけでなく、使えるアプリケーションやファイルを制限したり、パソコンを利用する時間も時間帯や長さを個別に設定できます。「ぱそこんキッズキー」を抜けば、パソコンはWindowsのログオン画面に戻り、パスワードを入力して、ログオンすれば、普段の何も制限されていない環境でパソコンを利用できます。つまり、USB接続の「ぱそこんキッズキー」によって、子ども用パソコンと親用パソコンのモードを簡単に切り替えられるようにしているわけです。

 また、こうしたサービスや機能による制限ではなく、パソコンを居間に設置し、常に家族の目の届く範囲で使わせるといった対策をする親御さんもいらっしゃるようです。子どもたちのパソコン利用については、いろいろと議論もありますが、子どもたちを守りつつ、知的好奇心を失わせないようにコントロールしていく必要があるようです。フィルタリングソフトやサービス、機能任せにせず、きちんと子どもたちと話し合いながら、パソコンとインターネットを使う家庭内のルールを作っていくことも大切です。

プロフィール

法林岳之(ほうりん・たかゆき)
ITジャーナリスト。パソコンや携帯電話など、幅広いデジタル製品の試用レポートや解説記事を執筆。携帯電話関連では業界No.1サイト「ケータイ Watch」にも連載中。「できるWindows Vista」「できる入門 今日からはじめるパソコン Windows Vista 対応」(インプレス刊)など著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。

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