ライター 斎藤幾郎、西田宗千佳
iPod touch 16GB(アップル)、実勢価格4万8800円(税込み)
ウォークマン NW―A919(ソニー)、実勢価格4万円(税込み)
gigabeat MEV81(東芝)、実勢価格2万3000円(税込み)
PSP―2000(ソニー)、実勢価格1万9800円(税込み)
西田●ポータブルプレーヤーで楽しむ、といえば、音楽だけでなく映像もあります。現在は、ハイエンド機は映像対応、低価格機は音楽のみ、という棲み分けですかね。実際のところは、携帯電話あたりだと両方に対応しているので、必ずしも価格だけで切り分けられるわけでもないんですが。液晶サイズが大きいものが動画向き、というところでしょう。
斎藤●音楽プレーヤーの主役、アップルのiPodのシリーズでは、液晶画面付きの機種なら動画再生にも対応しているけれど、画面サイズで選ぶなら「iPod touch」が一番。無線LAN経由でYou Tubeに直接アクセスして動画を見られる機能もある。同社の携帯電話機、iPhoneの国内発売が決まった今では少々魅力薄になりつつあるけれどね。
西田●iPhoneの場合、本体にスピーカーがついていて、ヘッドホンなしで見られる、というのが案外便利なんですよ。まあ、電話としての契約が必要ですから、動画だけのために買うのはナンセンスですが。同じように、他の携帯電話もワンセグや動画機能は優れていますが、電話の契約状況によっては気軽に買えるわけでない、というところが難点です。
斎藤●動画再生という点で、国内メーカーの強みとなるのが、ワンセグチューナー内蔵機の存在だろうね。ソニーのウォークマン「NW−A919」や東芝の「gigabeat MEV81」などが該当する。録画機能もあるのでメモリーは多いほうがいい。その点では8GBまでしかないgigabeatより16GBモデルがあるウォークマンの方が有利だ。
西田●ワンセグというと携帯中心のような印象を受けますが、これらの機種の方が、バッテリー持続時間では有利ですね。また、録画予約に対応しており、好きな時間に好きな番組をチェックしやすいのも特徴です。東芝のgigabeatの場合、ワンセグの電波が受信できず映像が途切れるのを防ぐ「トギレナイザー」という機能がおもしろい。名前はちょっと軽めですが、技術的にはなかなか高度なものです。
斎藤●ウォークマンAシリーズは、同社のブルーレイレコーダー「BDZ−A70」にUSB接続して、レコーダーに録画した地デジ番組を転送できるのも魅力。同じように携帯ゲーム機「PSP(プレイステーションポータブル)」にも転送できる。その意味ではPSPもここで紹介してしまって良いかも知れない。
西田●ここで紹介した機種の中では一番液晶サイズが大きく、しかも高画質であるのが特徴です。ゲーム機ではありますが、映像プレーヤーとしても最高級機である、と思っていいでしょう。PSPの場合、弱点は、別途別売のオプションが必要である、ということになるでしょう。映像の記録には記憶容量の大きなメモリースティックDuoが、ワンセグ視聴には別売のワンセグチューナー「PSP−S310」が必要になります。本体は2万円以下と安価ですが、それらを一緒に購入すると、他機種と価格はさほど変わらないレベルになりますのでご注意を。
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※実勢価格はアサヒ・コム独自調査です。価格を保証するものではありません。

1969年東京都生まれ。主に初心者向けのデジタル記事を執筆。朝日新聞土曜版beで「デジタル若葉マーク」を連載中。近著に「パソコンで困ったときに開く本」(朝日新聞出版)、「グーグル100%利用術」(同)、「てくの生活入門」(講談社、一部を担当)がある。

1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは「電気かデータが流れるもの全般」。朝日新聞、アエラ(朝日新聞出版)、AV Watch(インプレス)などに寄稿。近著に「美学vs.実利『チーム久夛良木』対任天堂の総力戦15年史」(講談社)がある。
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