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ウィキペディア5万語を事典に 独出版社が「逆利用」

2008年04月26日

 【ベルリン=金井和之】ドイツで、ネット百科事典「ウィキペディア」にとりあげられた項目を収録した百科事典が9月に出版されることになった。インターネットの普及で苦境にある出版業界が、ネットを逆利用する試みとして注目されている。

 出版を計画するのは独メディア大手ベルテルスマン社の子会社。独語版ウィキペディアにある約75万語のうち、最近、検索頻度が高かった5万語を選定、約1千の図解を加える。ネット利用者が自由に執筆・編集できるウィキペディアについては正確性を疑問視する見方もあるが、「事実関係を確認し、必要に応じて修正を加えるため、信頼性に問題はない」としている。

 従来の百科事典では編集者が掲載項目の選別にかかわったが、この事典では人々の関心で決まる。独ウィキペディアのクレンペルト事務局長は「人々の関心は次の年には変わるからこそ、毎年内容を更新して定期出版できるようにしたい」と話す。

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