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iPhone、大幅値下げで日本上陸 3Gに対応

2008年6月11日

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 【サンフランシスコ=丸石伸一】米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」が、日本で7月11日から売り出されることが決まった。日本で普及する第3世代(3G)に対応するよう改良し、大幅な値下げにも踏み切った。米国での発売から1年が過ぎ、「ケータイ先進国」日本にようやく上陸する。

 「より多くの国で、より手頃な値段で販売する」。アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は9日、社外のソフト開発者らを集めた発表会で、新型「iPhone 3G」の「世界戦略」を語った。

 「90%の顧客が満足しているが、買わなかった人の56%は高すぎるといっている」と、自社の調査結果を披露。一気に半額にまで値下げすることを明かすと、5千人を超える聴衆から大きな歓声が上がった。

 大きな武器となるのが、従来のiPhoneの課題とされてきた「高速通信が可能な3Gへの対応」と「大幅値下げ」だ。携帯電話でのメールやインターネット閲覧が広く普及し、メーカーが高機能化を競う日本市場に参入するのに越えなければならないハードルでもあった。

 日本での販売契約を結んだソフトバンクモバイルは、具体的な販売価格や販売方法は「現段階では未定」としている。ただ、アップルの大幅値下げに加えて、ソフトバンクモバイルが導入している割賦販売や通信料金からの割引制度が適用されれば、実質的な販売価格はさらに下がる可能性がある。

 アップルは、発売に合わせてゲームなどiPhone向けのソフトをネット販売し、用途を広げることで、より多くの顧客層を取り込む戦略も打ち出した。また、日本で普及するテンキーでの入力ができるようにして、日本の利用者にも配慮した。

 サンフランシスコの発表会場に駆けつけたソフトバンクモバイルの孫正義社長は「素晴らしいゲーム機であり、携帯音楽プレーヤーでもある。日本の携帯は優れたところがいっぱいあったが、iPhoneはまったく違う、新しい次元にいく」と期待を寄せる。

 しかし、迎え撃つ日本メーカーの携帯電話は、機能面ではすでにアップルの先を行く。テレビが視聴できる「ワンセグ」や、資金決済ができる「おサイフケータイ」など独自に進化させた機能は、iPhoneにはない。日本市場への参入で、iPhoneの地力が試される。

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