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カメラ付きヘルメットやぬいぐるみケータイ 無線の新技術

2008年7月23日

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写真ウィルコムが提案していたぬいぐるみ型PHS。通信モジュールは外から見えないため、一見するとふつうのぬいぐるみだ。

写真ドコモは電池の管理技術を展示していた。バッテリー残量を細かくチェックし、機能別に利用できる残り時間などを表示することも可能になるようだ。

写真赤いボタンを押すと、内蔵したマイクとスピーカーで緊急通話ができるセキュリティポール。上部の太陽電池で動作し、内蔵されたPHSで通信する。八王子市内で実験が行われている。

写真前面にカメラを装備し、作業の様子を離れたところからモニターできるUメット。頭頂部の黒色の場所にはGPSアンテナが組み込まれており、頭の脇には非常時に点滅する黄色いランプがある。

 カメラ付きの通信ヘルメットや、ぬいぐるみ型ケータイ、ワンセグでテレビ番組を見ながらおしゃべりするソフトなど、無線通信を活用した最新技術を展示する「ワイヤレス・ジャパン2008」が、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。専門家を対象にした催しながら、身近な生活にかかわる製品も多数紹介され、多くの来場者でにぎわった。

会場の様子は写真特集で

 ウィルコムが出品した「ぬいぐるみ型ケータイ」は、PHSを内蔵した新しいタイプの通信機器。右手を握ればお母さんに電話やメールを発信し、左手を握ればお父さんに…といった仕組みになっている。防犯ブザーと通信機器を組み合わせた製品も展示した。ボタンを押すとブザー音が鳴り、位置情報付きメールを送るという。いずれもコンセプトモデル。

 NTTドコモは、ネット上に電話帳を保存し、携帯に発着信記録を残さないシステムを披露した。ネットにアクセスして相手を指定すると、管理センターが通話を中継する。携帯電話には相手の番号が残らない。金融関係などセキュリティー意識の高い企業ニーズに応えるためのものだが、たとえば「浮気の電話」の履歴も残さずに済みそうだ。

 携帯の電池制御の仕組みを高度にし、充電の度合いを細かく表示する技術も紹介した。あと何分くらい携帯のワンセグ機能を利用できるかなど表示できるという。来年の実用化を目標に開発している。

 ワンセグ関係の展示もいくつか目を引いた。

 コンテンツ配信を手がけるジー・モードは、パソコンでワンセグ放送を見ながら番組についてネットでおしゃべりできるソフト「おしゃべりテレビ」を展示した。パソコン用ワンセグチューナーのチャンネル切り替えと連動し、利用者が「アバター」といわれるキャラクターで画面上に登場するなど、使い勝手を工夫した。8月からテスト運用を始め、「高校野球や五輪の放送をみながら楽しめる」とのこと。アイ・オー・データ機器の一部製品にまず対応。8月中旬にはバッファロー社の製品にも対応する。

 通信機器など開発するエイビットは、小規模な範囲で独自のワンセグ放送を提供できる「ワンセグ送信機」を展示していた。SDカードに記録した番組データを繰り返しワンセグの電波で放送でき、AC電源のほか、乾電池3本で8時間駆動できる。微弱電波なので免許が不要で、美術館で解説映像を流したり、広告ポスターと組み合わせて広告映像を流すといった用途を想定しているという。同社は、公園などで事故が起きたときだれでも簡単に管理者に連絡できる「セキュリティーポール」や、一人暮らしのお年寄りが簡単に家族と連絡できる「SOSボタン」などPHSを組み込んだセキュリティー機器も展示した。

 そのほか、高速道路で普及が進むETCの技術を応用したシステムを、沖電気が展示していた。月極駐車場など限定された場所に車が出入りする際、ETCの仕組みを使ってゲートが自動的に開閉する。名古屋地区では導入が始まっているという。

 NECエンジニアリングの展示ブースでは、作業用ヘルメットに通信機能を盛り込んだ「Uメット」が関心を集めていた。大手ヘルメットメーカーの谷沢製作所との共同開発で、ヘルメット前部にはカメラ、上部にはGPSなどが組み込まれている。作業員の位置や状況を離れたところからチェックでき、災害や工事現場、消防などでの活用を想定している。作業者が事故などで転倒した場合は、ヘルメット脇の黄色いランプが点滅するなどの仕組みも取り入れている。来春の実用化に向けて改良を重ねているという。

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