現在位置:asahi.com>デジタル>日刊工業新聞ニュース> 記事 中古車オークション、ネット活用が拡大2008年03月10日 利便性が高く、通信費の安いインターネットを活用した中古車オークションが広がろうとしている。いすゞ自動車は、4月からインターネットによる中古車オークションを始める。システム投資は数億円。またオークネットは4月、衛星回線によるオークション終了時期を告知、同時に自社会員のシステム環境をすべてインターネットに対応させる計画。国内中古車オークション市場は成長率が鈍化しているものの、輸出需要などに支えられ、出品台数は800万台を超えるまでになっている。
いすゞグループの中古トラック事業者、いすゞユーマックス(東京都品川区)が実施する。
従来、インターネット経由によるオークションへの参加はリアルタイムにはできず、入札形式に限られていた。今後は、千葉県、兵庫県、福岡県の同社オークション3会場のオークションをライブ中継し、会員はパソコンから参加できるようになる。ただ、インターネット経由では手数料を5000円割り増す。
いすゞユーマックスは約1900会員を抱える。年48回オークションを開き、出品台数は年約10万台。トラック専門オークション業者では国内最大級。インターネット対応で取引が活発になり「落札台数の約3割がネット経由になるのでは」(小屋畑廣美いすゞユーマックス常務)とみる。
一方、乗用車や2輪車オークションを手がけるオークネットは07年央以降、無償で会員の衛星通信オークション端末をインターネット対応に切り替えてきた。すでに、4輪車オークションの約6200会員のうちおよそ6割、2輪車では約1500会員のおよそ9割が切り替えを済ませている。
08年度は約3億円を投じて移行を加速するほか、提携先の現車オークション会場とのネット接続も終える見通し。
また、衛星回線よりも通信コストが下がるため、会員価格の引き下げに踏み切り、新規会員の獲得の呼び水とする見込み。
矢野経済研究所の調べによると、07年の中古車オークション市場は前年比ほぼ横ばいの828万台になった模様。輸出用の低年式、走行距離の長い中古車などが市場拡大をけん引してきたが、新車販売の低迷に伴う下取り車の減少などで頭打ちの様相を呈している。
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