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ビクターとケンウッド、10月1日付で経営統合−カーナビを収益を柱に

2008年05月13日

 日本ビクターとケンウッドは12日、10月1日付で経営統合すると発表した。共同持ち株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス」を設立する。持ち株会社の最高責任者となる河原春郎会長は「映像・音響の専業メーカーがよみがえる成功モデルをつくりたい」と決意を語った。(3面参照)

 2010年度に売上高8300億円(07年度の両社合計8237億円)、営業利益率4・7%(同1・2%)を目指す。両社は9月25日付で東京証券取引所の上場を廃止、持ち株会社が10月1日に上場する。統合効果で売上高の増加300億円、コスト削減100億円を見込む。

 大きな統合効果を期待するのは車載機器事業。「カーナビを収益を柱にする。ビクターの映像技術で洗練できる」と持ち株会社長に就任する佐藤国彦ビクター社長は語った。カーナビの年間販売台数を現在の3倍の100万台を目指し、売上高は2010年度に2000億円超(07年度約1500億円)に引き上げる。

 業務用システムも伸ばす。ケンウッドのかせぎ頭の無線端末とビクターのセキュリティ機器などを組み合わせる。

 ケンウッドの07年度連結決算は無線機器をのぞき家電、カーエレとも営業赤字だった。「(統合スキームに)第3、第4の企業が入ってくれば大変結構」(河原会長)とさらなる再編にも含みを持たせた。新規事業の育成もカギ。12日発表した「カタ破りをカタチに」という新経営ビジョンを具現化できるかにかかっている。

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