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NEC、08年3月期−携帯電話・半導体が黒字転換

2008年05月16日

 NECの08年3月期連結決算は携帯電話と半導体事業が黒字転換し、全社的なコスト削減も利益を押し上げて営業利益が前年度の2・2倍になった。成長の柱と位置づける次世代ネットワーク(NGN)構築事業でも予定通りの売上高2000億円を達成。09年3月期はこうした成長の基盤をより強固にする。

 焦点となる事業は携帯電話端末と、NGNをはじめとしたネットワークシステム。携帯電話端末の営業損益は前年度比460億円改善して110億円の黒字に転じた。今夏にソフトバンクモバイルへの供給を1年ぶりに再開することもあり、09年3月期の出荷台数は大幅に増える見通し。

 ネットワークシステムの08年3月期は国内で携帯電話向け設備投資が一服し基地局などの販売が減少したが、海外での無線装置や海底ケーブルシステムの伸びでカバーした。

 NGN関連の売上高は08年3月期に前年度比倍増。09年3月期はルーターやサーバなどの機器に加えてソフトウエアも拡販し、売上高3000億円を目指す。

 ただ、携帯電話端末事業には不安材料もある。製品の供給先を増やすのに伴って開発費が膨らみ、09年3月期は前年度に比べた営業利益増加額が30億円と小幅にとどまる見込み。出荷台数が計画通りに伸びなければ営業減益となる可能性もある。

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