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国内半導体10社の今年度設備投資、13%減

2008年05月16日

 国内半導体メーカー10社(事業部含む)の08年度の設備投資額は、前年度比13・8%減の9132億円になる見通しだ。10社中6社が前年度に比べて設備投資を減らす。半導体各社は05―06年度に直径300ミリメートル(12インチ)ウエハーに対応した前工程ラインへの投資を完了。07年度は前年度比で10%ほど投資額を減らしていたが、08年度は一段と減らす。北京五輪後に半導体需要が落ち込むことを見越して設備投資を抑制し、償却負担を軽減する狙いもある。

 このほかの国内半導体メーカーの設備投資額はOKIが前年度並みの140億―150億円、旭化成エレクトロニクスが50億―100億円。三洋半導体は3年で400億円を投じる。シャープも前年度と同じ90億円程度と見られる。

 三菱電機はルネサステクノロジから熊本工場を、東芝はソニーから買収した設備費用を07年度に計上した反動でそれぞれ減額。富士電機デバイステクノロジーは投資を前倒しした反動で大幅に減る。

 エルピーダメモリは台湾合弁工場への出資分も含めて「自己資金(キャッシュフロー)内で投資をまかなう」(大塚周一取締役兼COO)ため大幅に抑制。富士通マイクロエレクトロニクスは三重工場の先端プロセスなどに投じるが、直径300ミリメートルラインへの投資を完了したため抑制する。

 一方、ソニーはデジタルカメラなどに用いるイメージセンサーの需要拡大に合わせて生産能力を増強する。ロームは07年度に計画した投資案件が08年度にずれ込んだため大幅な増額となる。

 半導体需要は北京五輪を機に調整局面を迎えるとの見方がある。04年のアテネ五輪終了後に半導体市況が悪化し、半導体メーカー各社は設備稼働率低下から償却負担が重くなり損益上、厳しい状況が続いた。

 また、DRAMは現状の価格水準が製造原価を割り込んでおり、欧州や台湾のDRAMメーカーは軒並み営業赤字に転落、このため設備投資を抑制している。エルピーダも08年3月期に営業赤字に転落したが、回路微細化など戦略的な投資は継続する。

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