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山武、秦野・横浜配送センターの物流工数2割減

2008年05月20日

 山武は物流作業の標準化をすすめ工数を2割削減した。出荷指示を記した「差立板」を導入し、作業者らが当日の出荷量や作業の進行状況の情報を共有できる仕組みを築いた。不定期に受ける出荷指示に迅速に対応し、出荷量のバラツキを最適に制御する。工場内の搬送設備を半減するなどトヨタ生産方式の概念を導入し、効率的な物流体制を構築する。

 山武は秦野配送センター(神奈川県秦野市)と、横浜配送センター(横浜市鶴見区)から国内外に製品を出荷する。このほど両センターの作業現場に差立板を設置した。製品の出荷は随時指示されるため、当日の出荷量がどのように変化するかを予測するのは困難。「出荷量は多い日と少ない日で2倍程度のバラツキがある」(井上勝博生産企画部部長)という。

 そこで出荷指示を差立板で管理し、作業の締め切り時間を設定。時間ごとに変化する出荷量を把握しやすくし、作業の遅延を減らした。1―2時間ごとに出発するトラック便に確実に積み込み、16時までに受けた出荷指示は当日中に出荷する体制を徹底する。

 また梱包作業の仕掛品を最小限に抑制する。仕掛品がたまると製品の集配作業に移るなどして、工程間での製品の滞留をなくす。さらにベルトコンベヤーの長さを約10メートルと半分に縮め、梱包機など各種設備が並ぶ工程の距離を短縮。工程間の移動時間を減らし、標準的な作業の流れを構築することで工数を減らした。「物流を生産の最終工程と位置づけ、効率化を進める」(同)としている。

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