日本電気計測器工業会(JEMIMA)は、異なる検知方式による放射線測定器の測定値に関する判定表を2012年度内にまとめ、公表する。東京電力の原子力発電所事故以降に環境中の放射線測定ニーズが急増し、輸入製品を含め多くの測定器が一般に普及している。検知方式はシンチレーション式、ガイガーミュラー計数管(GM管)式、半導体式などがあり、それぞれ測定方法や検出感度・特性が異なるという。検出値の違いが風評被害につながる懸念があるため、検知方式ごとの判定表を早急にまとめる。
放射線測定器の検知方式は、ヨウ化ナトリウム(NaI)シンチレーション式、ヨウ化セシウム(CsI)シンチレーション式、GM管式、半導体式などがある。それぞれに測定対象の適正や検出感度・特性などが異なるため、方式に合う測定手法を踏まえた検出値の判定評価が重要になる。
原発事故後、個人で環境測定するケースが増えており、正しい判定の裏付けのない数値が取り沙汰されて風評につながる懸念が出ているという。すでにJEMIMAは方式の異なる測定器について、測定対象の適正や検出手法についてまとめ、一般に公表している。これに加えて、検出した数値特性について正しい判定基準を示すことが必要として、判定表の公表を急ぐことにした。
個人測定による数値の風評を防ぐため、一部には放射線測定器を電力計のように計量法に基づく特定計量器に指定すべきだとの議論もあるが、一方で供給不足懸念や既存機器への適用の難しさといったデメリットがある。