産業技術総合研究所の技術移転ベンチャー、フリッカーヘルスマネジメント(FHM、埼玉県新座市、原田暢善社長、048・483・5556)は、パソコン画面で個人の疲労度を測る同社技術の実証試験で、既存法と同等に活用できることを確認した。運送会社のドライバーに対して1分程度のパソコン操作で実施できる。半年以内に「交通疲労管理システム(仮称)」として実用化する。
これは液晶画面の一部の明るさを低下させ、暗さに気づく時間で疲れを判定する同社技術による試験法だ。東京ユニオン物流(東京都武蔵村山市)の日高営業所で、デジタルタコグラフ用に備えられたパソコンにソフトウエアをインストールし、13人のドライバーに対して2カ月間、実施した。アルコールチェックなどに続き、1分弱で疲労度チェックができる。
実証試験では仕事の前後や運転時間の長さ、休日を挟んだ場合、年齢による違いなど複数の指標で、既存装置の測定と同様のデータが得られた。
これまでの疲労測定装置は研究用で、価格は60万円程度。大型で検査専門員が必要なため労働現場では使われていない。同社の技術では、労働者が隠したり気づいていなかったりする疲れも見つけ出せ、低価格で現場利用ができるとしている。