富士通システムズ・ウエスト(大阪市中央区、鈴木英彦社長、06・6920・4200)は、建物総合管理システムを開発した。設備管理や保全計画、実績管理などの現場業務に加え、水や電力などのエネルギーからコストまで建物にかかわる業務を総合的に管理。省エネ対策をはじめとして建物運営、設備保全業務を効率よく実施できる。2013年1月の発売を予定する。価格は同時接続がライセンス(使用許諾)5件で250万円。3年間で100社への販売を目指す。
建物総合管理システム「パティーナ」は作業日報登録や設備に関係する文書・図面の管理、保全履歴の検索機能など、日々の設備運転業務で必要となる機能を標準搭載。点検検針業務ではモバイル端末にも対応できる。
マネジメントに必須の計画支援や報告支援機能も搭載。管理指定業者に義務付けられているエネルギー利用状況や提出する定期報告書の作成などの管理機能も実装した。
また、約50種類の帳票出力機能を搭載し、帳票はすべて表計算ソフト「エクセル」形式のため再加工も簡単で、集計や報告に関わる時間を削減できる。ダッシュボード機能はビル管理データや検針値を取り込みながらエネルギー使用状況を見える化する。ウェブを介して社内に公開することで省エネ意識向上へも役立つ。
電力不足への対応は企業にとっては短期的なピーク電力の抑制だけでなく、恒常的な電力不足や電気料金の上昇も踏まえた総電力量の削減が求められる。これにはビルや事業所単位のエネルギー利用状況の見える化から、企業全体の統合的エネルギー管理まで問われる。
建物運営などのコスト管理やビル管理を行うにあたっての法令対応など、さまざまな業務が必要。パティーナはこれらを統合的に支援する。