任天堂は26日、2012年3月期連結決算の予想を下方修正し、営業損益が10億円の黒字から450億円の赤字に転落すると発表した。開発中の据え置き型ゲーム機「Wii U」は年末商戦に投入すると表明。販売が上向いてきた携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」のてこ入れと合わせ、業績の回復を図る。
通期の営業赤字は連結決算の公表を始めた1981年以降初めて。昨年8月に大幅に値下げした3DSは、売れば赤字が出る「逆ざや」状態で利益が出ず、年末商戦では据え置き型ゲーム機「Wii」の販売低迷も響いた。売上高も7900億円から6600億円に、純損失は200億円から650億円にそれぞれ下方修正した。
会見した岩田聡社長は、逆ざやについて「13年3月期の早い時期に解消する」と説明。量産効果で部品の原価を下げ、製造方法も工夫してコスト削減を急ぐ。