現在位置:asahi.com>デジタル>PC・ゲーム> 記事 日立、HDD事業は自力再建の方針2008年04月17日 日立製作所は17日、赤字が続いていたハードディスク駆動装置(HDD)事業を、自社単独で立て直す方針を明らかにした。米投資ファンドからの資本受け入れも検討したが、合理化や生産性向上で07年10〜12月期に事業が黒字になり、自力再建を選んだ。
日立のHDD製造子会社、日立グローバルストレージテクノロジーズ(GST)の中西宏明会長が、17日の事業説明会で「自分自身の力で事業を立て直し利益を出せるとの結論で、日立製作所と決着した」と述べた。日立GSTの07年10〜12月期決算は111億円の営業黒字になったという。 日立は03年に米IBMからHDD事業を買収。しかしそれ以降日立GSTは営業赤字が続き、日立にとってはHDD事業の再建がテレビ事業と並ぶ懸案事項になっていた。一時は米投資ファンドのシルバーレイクと日立GST株の売却を交渉したほか、複数の投資ファンドと接触したが、事業計画や金額などで折り合わなかったとみられる。 一方で、昨年、小田原工場での生産を中国に移すなど、世界的に開発・生産拠点を再編。品目も主力の2.5型、3.5型に絞り込んだ。工程を見直し、不良品が減ったため、市場に計画的に製品を投入できるようになったという。さらに、07年後半にはHDDの市場価格が安定し、四半期での黒字にこぎつけた。 ただ通期(07年12月期)でみれば、日立GSTは346億円の営業赤字で、古川一夫・日立社長が目標にする営業黒字は達成できなかった。08年は2.5型で500ギガバイトの大容量製品を量産化。合理化も続けて、営業黒字化を目指す。
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