現在位置:asahi.com>デジタル>PC・ゲーム> 記事 ヤフーへの再提案は消極的 MSゲイツ会長と単独会見2008年05月08日 米マイクロソフト(MS)のビル・ゲイツ会長(52)は7日、朝日新聞の単独インタビューに応じた。米ネット検索大手のヤフーの買収を断念したことについて「我々はヤフーを買収する必要がなかったということだ。今後はよりよい検索機能を開発する」と述べ、独自路線を強調した。ただ、ヤフーに再提案を行う可能性については、「会社発表以上のことをコメントするつもりはない」と繰り返し、言及を避けた。
ヤフーの買収断念を巡っては、「我々は議論をしていく中で、2社の組み合わせによってお互いの目標の実現を早めることができると思ったからだ」と説明しながらも、「ヤフーには確かにいい人材がいるが、我々にもすばらしいチームがある」と語った。 今後、MSは新たな業績拡大策を求められる。ネット検索最大手のグーグル追い上げ策について、ゲイツ氏は「グーグルと重なる領域は狭い。グーグルは検索では確かに人気があり、とても優秀だが、我々はウィンドウズサーバーなど、核となる製品がある」「検索をよくすることが一つ。我々は革新し続ける」と語り、今後も自社の技術革新に力を入れ、利用者を確保する基本姿勢を示した。 インタビューに先立って都内で開いた記者会見でも、ゲイツ氏は「最新版の検索技術を来月に発表する。人々にいろいろな選択肢を提供する」と述べていた。 インタビューで、グーグルへの対抗上、ネット接続事業のAOLなどヤフー以外の他社と連携する計画があるかどうか問われると、「AOLはグーグルの検索エンジンを使い、グーグルはそこから収益を得ているのだから、その案は意味がない」と明確に否定。「現時点では、我々がいつもやっていることを続ける」と述べた。 MSは2月、ヤフーを約446億ドル(約4兆6900億円)で買収する提案を公表したが、ヤフーとの交渉で買収価格が折り合わず、今月3日に買収を断念すると発表した。MSは当初、ヤフー株1株当たり31ドルの買収価格を示し、その後、33ドルまで引き上げたが、少なくとも37ドルを主張するヤフーとの間で溝が埋まらなかった。 記者会見の質疑では、ヤフーに対して買収を再び提案する可能性を問われ、「(買収断念は)相当に対話のための努力をした結果だ。(MSは)独立した方向性を追求するべきだ」と語っていた。インタビューでその点を問われると、「(最高経営責任者の)スティーブが(声明文で)言った以上のことはコメントしない」と繰り返し、いらだった様子を見せた。一部の欧米メディアは、MSから再提案があればヤフーは株式売却に応じる姿勢だと報じ、再提案への観測が浮上していた。(尾形聡彦) ◇ 8日付の朝日新聞3面に関連の解説記事を掲載しています。また、インタビューの英文の一問一答は9日付のヘラルド朝日に掲載します。 注目アイテムPick UP - デジタルな生活を応援!asahi.com SHOPPING
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