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シリコンバレー最新情報(2)

次世代ゲーム機そろい踏み ロス・E3レポート

2005年05月27日

asahi.com編集部 田畑 智洋(サンノゼ)

 世界最大のゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント・エクスポ(E3)」が、米ロサンゼルスで5月18日から20日まで開かれた。今年の注目は、なんといっても開催前に次々と発表された三つの次世代ゲーム機。これらを開発した、任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)、マイクロソフトのブースを中心に、会場の様子を紹介する。

「世界最大規模のゲームセンター」に7万人

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会場となったロサンゼルス・コンベンションセンター

 とにかく連日、ものすごい人の数だ。会場となったロサンゼルス・コンベンションセンターには会期中、世界49カ国から7万人を超える業界関係者が参加し、出展社も約400に上った。広さ約5万平方メートルの展示場には5000タイトルを超えるゲームが用意され、その多くが実際にゲームを楽しむことができる状態で展示された。まさに「世界最大規模のゲームセンター」が3日間出現した格好で、参加者はもとより、各社のコンパニオンまでもが仕事を忘れてゲームを楽しんでいた。


精細な映像に驚きの声 PS3お目見え

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SCEのブース付近

 16日に次世代機「プレイステーション(PS)3」を発表したSCEは、会場の内外いたるところに「WELCOM CHANGE3」と書かれた巨大な垂れ幕やポスターなどを掲示し、新型機をアピール。展示場内のブースにもPS3を紹介するための、定員75人の専用ミニシアターが設けられ、長蛇の列がブースを囲むように続く。列の最後尾にいた係員にどのくらい待つのか聞いたところ、「2時間半はかかるね」。試しに並んでみたところ、実際には約50分でシアターに入ることができた。

 映像は約10分間。カーレース、バトル、ボクシングなどなど、開発ソフトメーカーのクレジットとともに、様々なPS3ソフト向けソフトがダイジェストで紹介されていた。それらの映像はとても精細。実物だと言われても疑わないほどの映像で、人の顔がアップになった時には、会場から「オー」と驚きの声が上がっていたほどだ。

 ミニシアターの出口には、PS3のサンプル機が透明なケースの中に展示されていて、来場者のフラッシュをしばらく浴びていた。PS3の発売は06年春の予定だ。

 ブース内はPS2向けのゲームタイトルが大きく紹介されているとともに、PSPのコーナーも広く設けられていた。PSPは米国では今年3月末に発売されたばかりで、参加者は実際に手にとって使い心地などを確かめていた。

任天堂「ゲームボーイミクロ」は奪い合いに

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「ゲームボーイ・ミクロ」

 17日にハリウッドで次世代機「レボリューション」(商品名未定)を発表した任天堂。同新型機の展示などはなかったが、ゲームキューブ向けソフト「ゼルダの伝説」の新作が体験できるというコーナーには、かなり長い行列ができていた。最終日の20日には、列の最後尾は「4時間半待ち」というほど。しかし、SCEの例もあり、そんなことはありえないと実際に並んだところ、なんと約3時間も待つはめになってしまった。

 深い森の中を再現したようなその体験コーナー内はかなり広く、多くのゲーム機が用意されていた。たちこめる白い煙の中、多くのファンがコントローラーをにぎってゲームに熱中していた。

 任天堂ブースのもうひとつの大きな目玉が、小型携帯ゲーム機「ゲームボーイミクロ」だ。専用コーナーの展示だけではなく、実際に体験できるとあって、参加者は奪い合うように実機を手に取って試していた。同機の大きさは携帯電話ほどでとても軽く、実際にゲームをした感じでは往年の「ゲームウオッチ」を思い出させる。もちろん、液晶はカラー表示だ。発売は今秋を予定している。

 ブース内には、昨年11月に米国、12月に日本で発売した「ニンテンドーDS」のコーナーも特に広く設けられていた。中でも「Nintendogs」のコーナーがとくに大盛況で、女性を含めた多くのファンを引きつけていた。任天堂はDS用ソフトの販売不調で、05年3月期の業績予想を大幅に下方修正しただけに、同社の力の入れようがうかがえた。

「RPGの神様」に高まる期待 MSのXbox

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ファンのサインに応じる坂口博信氏

 16日のPS3発表の数時間後に次世代機「Xbox360」を披露したマイクロソフト。巨大な横長のカプセルが上方に横たわる、宇宙船をイメージしたような特徴的なブースのその下の奥には、実際にXbox360のゲームを体験できるコーナーが設けられていた。ただ、「Media Only」という制限付き。ブースの横のほうには、同機のサンプルが多数展示されてはいたが、ほかの2社に比べて来場者へのサービス精神に少し欠ける感が否めなく、2社に挑戦する立場であるXboxのある一面を象徴しているのかもしれない。

 E3では、メーンとなるゲームの展示ほかに、ゲーム開発者などによるカンファレンスも同時に開かれた。19日には、Xbox360から新作を発表することを表明している、ファイナルファンタジー(FF)の生みの親、坂口博信氏が講演。その中で、坂口氏率いる「ミストウォーカー」が制作するその二つの新作、「ブルードラゴン」、「ロストオデッセイ」の紹介映像が放映、参加者から拍手が起こっていた。

 坂口氏はスクウェア(現スクウェア・エニックス)の創業者の一人で、ロール・プレイング・ゲーム(RPG)の代表作でかつ超人気作、FFの制作者。それまで任天堂向け専用だったFFをPS向けに変更し、PSの人気拡大に貢献した実績がある。FFの映画化失敗で01年にスクウェアを退職、しばらく制作現場からはなれていた。今回、マイクロソフトは、坂口氏を起用することで、PSと同様にXbox360人気の起爆剤にしたい狙いがある。

 講演で坂口氏は、「ものを作り終えた充実感を忘れられなかった」と、ふたたび制作の現場にもどった喜びを淡々と語り、新作のコンセプト、制作のいきさつなどを話していた。また「今のところ予定はないが、できればこの二つの作品の映画も作りたい」とも語っていた。

 講演の後、坂口氏はファンの一人一人に丁寧にサインや記念撮影に応じていた。その中の一人でフランスから来たというゲーム雑誌の編集者は「RPGゲームの神様と会えた!信じられない!」とまさに狂喜乱舞していた。


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