松下電器産業のブース。中央にあるパネルが世界最大の103インチ型プラズマテレビ。各社とも大型テレビを積み重ね、技術力をアピールしていた
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ソニーが参考展示した82インチ型液晶テレビ。「ブラビア」シリーズの北米モデルも多数出展した
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最も活気のあった韓国サムスン。会場の中央に最大の面積を確保し、大型テレビから洗濯機まで幅広い新製品で来場者を引き付けた
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地上波デジタル放送を受信できるサムスンのデジタルカメラ「SDC−K50」。MP3の音楽ファイルも再生する
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韓国LG電子が発表した1.77インチ型液晶のマルチメディアプレーヤー「FM30」。メモリは1GB。音楽ならば60時間再生する
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●テレビ
日韓の電機メーカーが激しく争うテレビは、毎年「世界最大」「世界初」の称号をめざす試作品が投入される。今年は大きさだけではなく、新しい映像方式や携帯性を訴える製品が目立った。
松下電器産業は、世界最大の103インチ型フルハイビジョン・プラズマテレビを公開。韓国サムスンが昨年、披露した102インチを1インチ(2.54センチ)上回った。サムスンは今年も同型テレビを出展したが、「WORLD’S LARGEST」の看板を「WORLD’S FIRST」に急きょ変えざるを得なかった。
フルハイビジョン対応の液晶テレビでは、ソニーとサムスンがともに82インチ型を出展した。ソニーは新しい動画色空間規格「xvYCC」に世界で初めて対応し、映像技術の復活を印象づけた。従来の色空間を1.8倍広げ、鮮烈な赤の中の微妙なコントラストにも挑んでいる。
薄型テレビ市場が成熟しつつあるなか、次世代の「真打ち」とも言えるSED(表面電界ディスプレー)が、ようやく公開された。共同開発しているキヤノンと東芝が、それぞれ特設の暗室で36インチ型の映像を披露。暗室に人数制限があるため、行列が絶えなかった。
SEDは液晶とプラズマの長所を兼ね備え、電力消費量はどちらよりも低いという。明るく、黒の色調も豊かで、画面に奥行きがある。両社ともに年内発売を予定している。
●次世代DVD
2つの規格に分かれ、競い合っている次世代DVDは、各社とも試作機をそろえ、市場に向けた最終準備に入っている。
「HD―DVD」を主導する東芝は、3月に北米で2機種を発売すると発表。499ドルという廉価版の価格は、ライバルの「ブルーレイ・ディスク」(BD)陣営に衝撃を与えた。ワーナー・ホーム・ビデオは、同月に映画24タイトルをHD向けに発売する。
BD陣営はパイオニアが1800ドルの高級機を発表したが、ソニー、松下は価格の話題を避けた。サムスンは今春、北米市場向けに1000ドルのBD再生機を発売すると明らかにした。
両陣営とも、それぞれの方式を宣伝する特設ブースを設け、デモを交えて自陣営の優位性を訴えていた。どちらかのブースに来場者が偏るということもなく、「どちらも見たが、映像の違いはよく分からない」という声が多かったようだ。
次世代DVDの本格商戦が始まるのは、夏ごろとみられている。
●携帯プレーヤー
携帯マルチメディア・プレーヤーは、いま若い世代から一番注目されている製品かもしれない。
アップルが昨年10月に動画配信サービスを始めてから、映像を街に持ち出すスタイルが広がりつつある。この流れに素早く対応しているメーカーが、韓国のサムスンとLG電子だ。
サムスンは韓国版「iPod nano」とも言えるフラッシュメモリー型プレーヤー「YP−Z5」をはじめ、5種類以上の携帯プレーヤーを出展した。LG電子も、片手で握れる大きさから両手大まで3サイズのプレーヤーを並べた。
サムスンはまた、世界で初めて衛星DMB(デジタルマルチメディア放送)テレビを視聴できる携帯マルチメディアプレーヤーも展示した。ひとつの機器でテレビ、映画、音楽の視聴に加え、カメラ、メモリー機能もこなせる機種もあり、一度手にとった来場者がなかなか手放さない状況だった。
ノキアやモトローラなど携帯電話各社も新製品を発表していた。市場のシェアではアップルのiPodが6割を占めるものの、その圧倒的な強さが他社への開発意欲を誘うのかもしれない。今回のCESで、最も人気の高い製品だった。
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