2008年10月6日
ネットで本を注文する人が最近、多くなってきました。ただ、クレジットカードを事前登録するのはまだ抵抗があったり、昼間家にいることが少なく、宅配便を受け取りにくかったりと、必ずしも便利とは限らない面もあります。そこで今回は、コンビニや書店で好きな時間に受け取ることができる、送料完全無料のオンライン書店の使い勝手を調べてみました。
■コンビニ・書店で受け取り
オンライン書店と言えば、まずアマゾンが浮かびます。
ヘビーユーザーの場合、プライム会員(年会費3900円)になると、新刊を速ければ翌日入手できる「お急ぎ便」(1回350円)が無制限に使え、通常は1500円以上、注文しないと無料にならない配送料が対象商品はただになります。
ただ、意外に困るのが受け取り。日中に家に誰もいないと、配達通知書がポストに何回も入っているという事態も。「お急ぎ便」で注文しても週末やっと受け取れた、ということもありました。
また、ネット詐欺の被害も少なくないので、自分のクレジットカード情報を登録するのに抵抗がある人もいるでしょう。
そこで、自宅でなくても、コンビニや書店で商品を受け取れて、配送完全無料のオンライン書店を三つ紹介します。
まず大手コンビニのセブンイレブンでの受け取りサービスを展開する「セブンアンドワイ」。本を注文して、セブンイレブンでの代引き受け取りを選んだうえ、店舗を指定。代引き支払いは現金か、電子マネー「nanaco」で可能。メールアドレスや住所などの個人情報は打ち込みますが、会員登録をしない「一回きりのおつきあい」感覚で申し込めます。
店への到着前日に、「到着予定メール」が届きます。10日以内に店で、払込票番号を店頭で提示し代金を払うだけ。
「セブンアンドワイ」のHPは、新聞の書評欄で掲載された本が調べられるなど、検索ページも充実しています。
次に、「e―hon」。出版取り次ぎ大手のトーハンが運営するネット書店です。
注文した本を、自分が指定した「My書店」の店頭で受け取れます。店頭受け取りの場合に送料・手数料が無料です。「My書店」の中には、昔の本屋さんのように配達サービスを行っている書店もあるそうです。
■カードの事前登録も不要
最後は「ファミマ・ドット・コム」で、ここも会員登録せずに注文が可能で、店頭での商品引き換え払いを選ぶと、全国のファミリーマートで24時間、配送料無料で受け取れます。「セブンアンドワイ」とほぼ同じです。
三つとも宅配もできますが、現金代引きで申し込む場合は、配送料が無料になる注文金額でも、配送ごとに250円から300円程度の手数料がかかります。また、アマゾンもコンビニのローソンで受け取れますが、代引き手数料が必ず260円必要で、1500円未満だと配送料が300円かかります。
実際に「セブンアンドワイ」で、春先に新聞の書評欄で見かけたきり、購入していなかった本を注文してみました。
著者名しか正確に覚えていなかったので、「工藤庸子」と入力すると、44件のトップに「砂漠論 ヨーロッパ文明の彼方へ」(左右社・2415円)と欲しい本が表示され、「当日〜2日で発送」だそうです。
次の画面では、「はじめての方はこちら」をクリック。会員登録をせず、「パスワードを設定しないで注文する」にチェックを入れ、次の画面で「名前」「住所」「電話」「誕生月」などを登録。「お受け取り・お支払い方法選択」で、「セブンイレブンで受け取るときに商品と引き換えに現金で支払う」を選びました。
すると、自宅から2.5キロ以内にある複数のセブンイレブンが地図で案内され、受取店を決めると、すぐに「ご注文控えメール」が来ました。
書店ではほとんど見かけない本でしたが、2日後にメールが届き、翌日の会社帰りの午後10時過ぎ、駅前の店舗で、印刷した払込票を見せて、きれいに包装された本を入手できました。(中島鉄郎)