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「ツイッター」って何だ?

2009年5月18日

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 「Twitter(ツイッター)」をご存じですか?バラク・オバマ米大統領や女優のデミ・ムーアさん、音楽家の坂本龍一さんといった有名人も利用するコミュニケーションサービスです。わずか140字という短いメッセージを手軽にやりとりするもので、メールやチャット、ブログに続く新たなコミュニケーションの形になるとも言われています。日本語でも使えますので、試してみてはどうでしょう。(ライター 西田宗千佳)

■オバマ大統領も活用 140字の小規模ブログ

 ネットの最大の楽しみはコミュニケーションでしょう。メールやチャットはもちろん、ブログやSNSなども「知らない人と対話する窓口」として、多くの人々に使われています。

 でも、問題もあります。代表的なのが「コミュニケーション疲れ」。例えばメールで友人とやりとりしているとき、そろそろ休みたいのに、返事が来てしまってなかなか対話が打ち切れない、なんていう経験はないでしょうか?

 ブログやSNSも同じです。読者が増えてくると、楽しい一方で、どうしても「いいものを」「頻繁に」更新しなければ……という期待やプレッシャーがかかってきます。しかし忙しい生活の中で、質の高い記事を頻繁に書くのは大変。「楽しいのにめんどくさい」という気分が出てきて、更新意欲が失われがちです。

 原因の一つは「コミュニケーションが濃密すぎる」点です。自分のペースで気楽にコミュニケーションができればいいのですが、「相手」がいるのでどうしてもそういかないわけです。

 そこで登場したのがツイッター。「つぶやき」とよばれる最大140文字までの短いメッセージを交換し合います。長文ではなく、そのとき思ったことや、していることなどを、まるでつぶやくように簡単に書き込み、気になったものだけに「返事」を書くことができます。こうしたサービスは俗に「マイクロブログ」と呼ばれます。

 メールやチャットのように短い文でありながら、ブログのように好きな時に読み書きできるわけです。そのためマイクロブログは他のサービスに比べ「ゆるいコミュニケーション」と呼ばれることが多く、そこが魅力となっています。実際ツイッターでは、「今帰宅」「おかえり」など、日常会話のようなやりとりが多くみられます。

 ツイッターのユニークな点は「フォロー」と呼ばれる機能を搭載したことです。自分の知人や自分が興味を持った利用者を継続的に追いかけ、その「つぶやき」を自動的に受信する機能です。コミュニケーションを取りたい人や「つぶやき」を読みたい人を「フォロー」しておけば、読みたい人の「つぶやき」だけが表示されるわけです。

 「つぶやき」は世界中に公開することも、自分が許可した人だけに見せることもできます。ブログよりも簡単で頻繁に更新可能で、フォローしてくれる人に確実に見てもらえ、さらに互いにフォローしていれば返事をもらうこともできます。そんな特性を使い、情報提供やコミュニケーションの手段として、有名人やマスコミも活用し始めています。デミ・ムーアさんの夫である俳優のアシュトン・カッチャーさんは100万を超えるフォローを達成し、最近は坂本龍一さんもツイッターで情報発信をはじめています。

 ツイッター活用者の中で最も有名なのは、オバマ大統領です。ITに強く、選挙戦や情報共有でもネットを活用したことで知られますが、その中核にあったのが、ツイッターを含む情報発信と意見の募集でした。今はちょっと更新頻度が落ち気味ですが、有権者とのコミュニケーションに活用しています。

 情報の発信だけでなく、収集にもツイッターは威力を発揮します。「つぶやき」を検索することで、様々な人がいま何を考えているのか、何に興味をもっていて、どんな感想を抱いているのかを知ることが出来ます。

 興味を持った方は、まずは誰かを「フォロー」して、つぶやきを知るところから始めてみてはいかがでしょうか。英語の文章も、長文のブログほどには読むのに苦労しません。

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