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次期ウィンドウズ最新情報

2009年6月8日

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 本欄ですでにお知らせしたように、ウィンドウズの新バージョン「ウィンドウズ7(セブン)」が今年の冬にも発売される見込みです。この5月にはマイクロソフトから「製品候補版」と呼ばれる完成間近のバージョンが、インターネット上で公開されました。ウィンドウズ7はどのようなOSになるのか、製品候補版で使える新機能を中心に、最新情報をお伝えします。

■起動や終了が高速に 年末商戦ごろ登場か

 ウィンドウズ7は、現行のウィンドウズ・ビスタをベースに開発されています。内部の動作の仕組みや操作法を改良し、動作速度、使い勝手、トラブル対策(堅牢(けんろう)性)の3点を強化しています。

 図のように、透明感のあるウインドーやタスクバーを使うなど、基本的な画面はビスタとよく似ています。ただし、タスクバーの表示がアイコンのみになるのは大きな変化です(ビスタの方式にも戻せます)。

 よく使うソフトのアイコンをあらかじめタスクバーに表示させておき、クリック一つで起動できます。XPやビスタの「クイック起動」がタスクバーと統合されたかたちです。

 必要なデータを呼び出す手順を減らす「ジャンプリスト」という機能も搭載されます。スタートメニューやタスクバーのアイコンから呼び出すメニューで、ソフトごとに最近使ったファイルやよく使うファイルを、ソフトの起動と同時に呼び出せます。ウェブブラウザーの場合だと「お気に入り」や「履歴」の内容が選べるなど、ソフトの特定の機能を呼び出すこともできます。

 ファイル管理では新たに「ライブラリ」という機能が追加されます。複数のフォルダーを「ドキュメント」や「ピクチャ」など用途別の「仮想のフォルダー」に登録し、ファイルをまとめて表示、管理するものです。複数のハードディスクを使ったファイルの管理もしやすくなりそうです。

 パソコンに接続された周辺機器を管理する「デバイスとプリンター」、セキュリティーやメンテナンスといった、ウィンドウズ7の設定や通知を集中管理する「アクションセンター」のように、ファイル以外の情報も1カ所にまとめて表示する工夫も追加されています。

 動作速度やバッテリー消費などのパフォーマンスも相当に改善されます。パソコンの起動や終了、スタンバイへの切り替えが高速になり、多数のウインドーを開いて作業する際に動作が重く感じることも減りました。

 また「ウィンドウズタッチ」と呼ばれるマルチタッチ機能が追加され、対応するタッチパネルやパッドでは2本の指を広げて「拡大」、回転させて「画像の回転」などの操作が可能になります。マルチタッチ対応パソコンが増えそうです。

 一方で、付属ソフトが減るのも大きな変化です。

 ブラウザーには最新のインターネット・エクスプローラー8が付属しますが、XPまでの「アウトルック・エクスプレス」やビスタの「ウィンドウズ・メール」のようなメールソフトが付属しなくなります。

 同様に写真管理用の「フォトギャラリー」、動画編集の「ムービーメーカー」、予定管理の「カレンダー」なども付属しないことになりました。

 これらは、マイクロソフトのオンラインサービス「ウィンドウズ・ライブ」で無償提供されるソフト群や、オフィスなどで代用することになります。メーカー製パソコンでは、あらかじめ何らかのソフトがインストールされて出荷されるでしょう。

 日本市場では、ウィンドウズ7は市場に合わせて表の5種類が発売される予定。日本では「ホームプレミアム」か「プロフェッショナル」を搭載したパソコンが主流になるでしょう。

 発売日は未定ですが、米国ではクリスマスシーズンにウィンドウズ7搭載パソコンが発売できるよう調整が進んでいるようです。日本でも同時期の登場が予想されています。(ライター 斎藤幾郎)

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