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パソコンの引っ越し

2009年11月9日

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 パソコンを買い足したり買い替えたりする際、「これまで使っていたパソコンと同じ状態にするにはどうするか」という問題に直面します。今回は、発売されたばかりのウィンドウズ7へデータを移行する方法を解説します。とくにメールの移行に細心の注意が必要になります。

■メールの移行は要注意 転送作業はツールで

 古いパソコンからの移行は、手作業でもできなくはありませんが、データや設定情報がハードディスクのさまざまな場所に散らばっていて手間がかかるので、あまりおすすめしません。

 現在はウィンドウズに「移行を助けるソフト」が付属しています。国内メーカー製パソコンには、独自の引っ越しソフトが付属している場合も多いし、市販のソフトも売っています。ここではウィンドウズ7付属の「Windows転送ツール」を使うこととして解説します。

 作業の流れは単純。(1)新しいパソコン側で転送ツールをUSBメモリーなどにコピー(2)それを古いパソコンで実行して、移行すべきデータを収集(3)再び新しいパソコンでソフトを起動し、収集したデータを転送――となります。

 移行できるのは、主にデータと設定です。アプリケーションソフトはコピーされないので、新しいパソコンに入っていないソフトで必要なものは別途インストールしなければなりません。セキュリティー上の配慮から、パスワードは転送されず、新しいパソコンで再度入力することになります。それ以外の作業はほぼ自動化されています。

 ただ、古いパソコンから収集したデータの量は、ときに巨大になります。写真や音楽のデータが多い場合、数十ギガバイトを超えることもあるでしょう。

 USBメモリーや外付けハードディスクをつなぎ、いったんそちらに移行用データをコピーするのですが、十分な空き容量が必要です。家庭内LANがあれば、パソコン同士を接続して転送させることもできます。この場合、転送に時間がかかること以外に問題は発生しません。

 ウィンドウズ7へのデータの「引っ越し」には、大きな注意点があります。

 XPやビスタの場合、アウトルック・エクスプレスやウィンドウズ・メールといったメールソフトが付属し、多くの人が利用しています。

 ところが、ウィンドウズ7には、OSに電子メールソフトが付属しません。何も考えずに引っ越しの作業をしてしまうと、メールソフトがないのでデータの行き先がなくなり、メールの引き継ぎができません。

 移行する際には、新しいパソコンと古いパソコンで同じメールソフトが使われている状態にしておく必要があります。

 まず、古いパソコンの側でウィンドウズ7用のメールソフトに移行してから、ウィンドウズ7でもそのソフトを使うという手順になります。古いパソコンはもう使わないのに、なぜソフトをインストールする必要があるのかと思われるでしょうが、結局これが一番スムーズな方法になります。

 その際、どのソフトを選ぶかが問題になります。

 マイクロソフトは、ネット上で無償公開する「ウィンドウズ・ライブ・メール」をダウンロードして利用することを推奨しています(図は「おすすめパック」。メールだけなら、http://download.live.com/wlmail)。ライブメールをインストールすると、アウトルック・エクスプレスなどから自動的にデータが移行します。

 古いパソコンにライブメールをインストールし、一度ライブメールを起動させます。データなどが間違いなく転送されたのを確認したうえで、改めて新しいパソコンにライブメールをインストール。その後に「引っ越し」します。最初からライブメールが組み込まれているパソコンもあるので、事前に確認しましょう。

 ライブメール以外の好きなメールソフトを選んでも構いません。その場合、古いパソコン内でのメールデータの移行は、自分ですることになります。(ライター 西田宗千佳)

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